|
|
|
|
|
|
|
全日本大学選抜
|
3 |
1-0 |
0 |
ミドルセックス・ワンダラーズ |
2-0 |
|
JAPAN TOUR 2005 −創立100周年記念大会−
全日本大学選抜×ミドルセックス・ワンダラーズ
5 月18日(水)
西が丘競技場
得点者 赤嶺(駒大4年)、藤本(筑波大4年)、高橋(福岡大4年)
|
5月18日、国立西が丘サッカー場で全日本大学選抜対ミドルセックス・ワンダラーズの試合が行われた。全日本大
学選抜(以下全日本)は8月にイズミル(トルコ)で行われるユニバーシアード(現在2連覇中)に向けて結成されたチームで、昨年オリン
ピック代表などで活躍した平山相太(筑波大2年)をはじめ、6月に行われるワールドユースに臨むU−20(20歳以下)日本代表候補に名を
連ねる選手を5名擁し、その他にも年代別代表経験者がいるなど大学サッカー界を代表する選手が選ばれ、早大ア式蹴球部からは徳永悠平(
人4)、矢島卓郎(人4) 、兵藤慎剛(スポ2) と実に3名もの選手が選出された。対するミドルセックス・ワンダラーズ(以下MSW)とは、1905年
に国際親善と有効を目的に創立された英国アマチュア選抜クラブチームで、今年創立100周年を向かえ、主に海外遠征を活動とし、今回の日
本遠征では兵庫県社会人選抜、清水エスパルスサテライトとも対戦している。
キックオフ前には両チーム混ぜての写真撮影など友好的な雰囲気が漂っていたが、いざ試合が始まると一変し、イ
エローカードが3枚も出るなど、激しい展開となった。全日本のシステムは4−4−2。徳永が右サイドバックとして先発出場を果たすも、矢
島、兵藤はベンチスタートとなった。序盤はMSWが激しいプレスをかけ、相手ペースで試合が進むが、全日本も冷静に対処し、徐々にペース
をつかんでいく。12分に徳永が頭部を出血するというアクシデントがあったが、すぐに試合に復帰し、ここからは完全に全日本のペースと
なった。左サイドの藤本淳吾(筑波大4年)、小宮山尊信(順大3年)の二人が、素晴らしいコンビネーションからともに高精度のクロスを
次々と供給してチャンスを作り、22分に藤本のクロスから赤嶺真吾(駒大4年)のヘディングで全日本が先制する。その後いくつもチャンス
を迎えるが決めきる事ができず、このまま前半を終了した。
後半、全日本はシステムを3−5−2に変更し、矢島、兵藤が途中出場を果たし、徳永は右サイドハーフへとポジシ
ョンを上げた。早くも48分に藤本が見事な直接フリーキックを決め、追加点を加える。その後、56分には徳永のクロスに矢島が飛び込み「
早稲田ライン」で得点を狙うが惜しくも届かず。一方、トップ下に入った兵藤は、持ち前のキープ力とテクニックを活かし、前半左に偏っ
ていた攻撃のバランスを整え、またドリブル突破からチャンスを作るなど、さすがのプレーを見せた。69分には徳永がドリブル突破からシ
ュートに持ち込むも、惜しくも右へそれた。そして、78分兵藤が蹴ったコーナーキックに高橋大輔(福岡大4年)が合わせ、3点目をあげ勝
負を決めた。試合はこのまま終了し、結果・内容ともに完勝といえる結果に終わった。
この試合やはり目立ったのは徳永で、試合後、日本サッカー協会川渕三郎キャプテン(s36商卒)が「徳永はずば抜けていた
」と話していたように、前半こそ、右サイドに入った本来FWの辻尾真二(中大2年)とのバランスを考え、普段のドリブル突破が見られなか
ったが、後半前方にスペースが生まれると、ドリブル突破、FWへのロングパスなどの攻撃面、そして巧緻な守備両面に格の違いを見せつけ
、抜群の存在感を示し、会場をわかせた。矢島、兵藤もそれぞれ好プレーを披露し、大学選抜においても欠かせない存在であることを示し
た。ここ数年の不遇の時を経て、再び大学サッカー界においても「ワセダ」の名が復活し始めている。今後は個人レベルだけでなく、チー
ムとしても現在の好調を維持し、来期の関東1部昇格を果たしてもらいたい。
関連URL
全日本大学サッカー連盟公式サイト
|