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早大
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3
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23-25
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2
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慶大 |
25-23
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22-25
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25-16
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15-11
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第69回早慶バレーボール定期戦
早稲田大学×慶應義塾大学
早稲田大学記念会堂
6月12日(日)
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69回目を迎えた早慶バレーボール定期戦。歴史の重み感じるとともに両校のプライドをかけた試合だけに3部リーグに所属する慶應とはいえ一筋縄の試合展開とはならなかった。早稲田のメンバーはいつもとは違い、若い選手を多く起用してきた。赤澤大樹(スポ2)、藤森圭(スポ2)などリーグ戦での出場機会にあまり恵まれない選手がどのようなプレーを披露してくれるのかが楽しみなところでもあった。
第1セット序盤から動きに硬さが見られる早稲田に対して、慶應は速いリズムから自分たちのペースで試合運びをする。しかし、赤澤のサーブや藤森のレシーブからチームは本来の実力を取り戻していく。赤澤が連続で力強いサーブを決めるなど一時は逆転をするが、最後の最後でブロックに冴えが見られず、一気に慶應に流れを持っていかれ23−25で第1セットを先取された。
第2セットに入ってからも一進一退の攻防が続く。速攻や幅を使った慶應の素早い連携プレーに早稲田のブロック陣はタイミングが掴めない。結果として簡単にスパイクを打たせてしまい、リベロはコースを絞らせることができず、次々と得点を献上してしまった。しかし、終盤に入ると柴小屋康行(スポ2)が強烈なスパイクを幾度も決め、試合の流れを一気に引き戻した。最後には赤澤がしっかりと決め、第2セットを25−23で取り返した。
第3セットには、メンバー交代でさらに慶應を攻め立てようとする。赤澤に代えて、黒木陸(スポ2)、北沢浩(スポ2)に代えて、竹井浩太をコートに投入する。ブロックにはいまだまとまりが見られないものの、柴小屋や黒木の活躍で着実に得点を重ねていった。しかし、最後にミスを連発するなどこのセットを22−25で落とした。思わぬ苦戦を強いられた早稲田は後のない状況に追い込まれてしまった。
しかし、続く第4セット。セッターを再度、北沢に戻した早稲田は選手個々のプレーが次第に噛み合いだし、動きのよさが目立つようになってきた。調子のいい柴小屋が次々に本来のスパイクを決めるとチームもその勢いに便乗するかのように好プレーを連発し、あっという間に25−16でこのセットをものにした。
最終セットに入っても、選手たちは見違えるような動きのよさを見せ、徳武正哉(スポ1)も点の取れていなかったブロックを決め、15−11でこのセットをとり、セットカウント3−2で2時間以上に渡る接戦に終止符を打った。今回の試合では3部リーグ所属の慶應に対して、2セットを取られるといった反省点も多い試合となったが、一方で柴小屋の春リーグではあまり見られなかった思い切りのいいスパイクや赤澤、黒木などといった若い選手がいつでも試合に出ていいという状況を証明するなど収穫が多かったことも事実である。この試合を糧にして23日に開幕する東日本インカレでは上位進出をしてくれるだろう。
関連URL
早大バレーボール部公式サイト
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