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2005/9/10 [ア式蹴球部]

関東大学リーグ第14節、東海大に5−1で大勝。

 
 
早大
5
3-1
1
東海大
2-0
関東大学リーグ戦第14節
早稲田大学×東海大学
9月10日(土)
駒沢第二競技場

得点者(早大) 渡邉、松橋、山本、島村2

 9月10日、駒沢第二球技場において、関東大学リーグ2部第14節早大ア式蹴球部対東海大学体育会サッカー部の試合が行われた。総理大臣杯準優勝、また徳永悠平(人4)等3名の選手がユニバーシアード3連覇に貢献し、スペイン・バレンシアの練習に参加するなど実りの多い夏を過ごしたア式蹴球部。今年の最大の目標である1部リーグ昇格へ向け、いよいよ佳境を迎える。再開後、第12節から6−0、3−0と連勝し、最高のスタートをきった。今回の相手は東海大学。前期では3−0と快勝しており、今日もこの勢いで3連勝と行きたいところである。

 早大のシステムは3−4−1−2。前節スタメンを外れた金田隼輔(スポ3)が復帰し、玉田英史(商4)が外れた以外は前節と同じメンバーで臨んだ。早大はホイッスル直後から積極的に攻撃を仕掛けていく。早くも5分に、相手のパスミスをインターセプトした徳永が右サイドをぶち抜き、鋭いクロスをあげると、中でフリーで待っていた渡邉千真(スポ1)がヘッドであわせあっさり先制。さらに、12分にも鈴木修人(スポ2)がまたも右サイドからアーリークロスを上げると、走りこんだ松橋優(スポ3)がダイビングヘッドで2点目を決める。早い時間帯で得点を重ね、早くも楽勝ムードが漂う。しかし30度を超える暑さの中、この猛攻撃が早大のスタミナを奪っていた。17分に相手FWのシュートのこぼれ球が、不運にもフリーで待っていた相手選手に渡り、左足で強烈なシュートを決められ1点を返される。さらに、34分金守貴紀(社学2)のパスミスから相手FWにドリブル突破を許し、あえなくひっかけてPKを献上。あわや同点というピンチを迎えたが、これがゴール上へ外れなんとか免れた。ここからは両チームとも暑さと戦う展開となり、膠着した状態が続く。しかし、終了間際の43分徳永が左足であげたクロスを山本脩斗(スポ2)があわせ3点目を決めた。同点でもおかしくなかったハーフタイムを、2点差という状況で迎えることに成功した。

 後半に入ると、疲れからか中盤が間延びし、両チームともカウンターから一進一退の攻防が展開される。東海大は度々ライン裏へスルーパスを狙うが、相手FWのポジショニングミスでオフサイドを連発し、惜しいチャンスを逃す。対する早大は個々のテクニックで局面を打開し、シュートまで持ち込むがなかなか枠を捉えることができない。暑さからか最後の精度を欠いた。ここで大榎監督は交代のカードを切る。まず11分にドリブル突破で流れを変える中島健太(社学2)が投入される。24分には後期リーグ2試合連続得点中の島村毅(スポ2)が、そして38分Iリーグで結果を残しながら、中々出場機会を得ることができなかった首藤豪(スポ2)がついにリーグ戦初出場を果たす。是が非でもアピールしたい3人の精力的な動きで、早大はようやく活気を取り戻す。41分に首藤のクロスを島村が合わせるがここは惜しくもセーブされる。そして44分島村が渡邉との連携からゴール右へ冷静に流し込み4点目。さらに、45分中島が左サイドから上げたクロスをまたも島村が見事なオーバーヘッドであわせ5点目。立て続けの得点後、まもなく終了のホイッスルが吹かれた。

 あわや同点という時間帯もあり、また後半もいくつかピンチを迎えるなど内容的には決して楽勝ではなかった。しかし、前期にはなかなか出場機会に恵まれなかった3人の交代選手がアグレッシブなプレーを見せ、最終的には5−1というスコアで終えることができた。特筆すべきは島村で、柔軟なボールテクニックと天性の得点嗅覚で、途中出場ながらここまで後期リーグ3試合で4得点をあげる大活躍。今後は先発での出場もありそうだ。3連勝という結果とともにニューヒーローの出現。ア式蹴球部は1部昇格へ向け、順調に航海を続けている。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=平野峻、PHOTO=横山真弓)
 


 
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