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2005/10/1 [男子バレーボール部]

NECニューライフプラザで行われた秋季リーグ7日目、早稲田は国際武道大学をセットカウント3−2で下し、2位で上位リーグへ進むこととなった。

 
セッター北沢
 

 
安定したプレイを見せた松永健太
 
 
早大
3
19-25
2
国際武道大
25-22
25-16
23-25
15-12
秋季関東大学リーグ戦・第7日目
早稲田大学×国際武道大学

NECニューライフプラザ
10月1日(土) 

 予選リーグ最終日の7日目、この日の結果が早稲田の順位を大きく左右すると言っても過言ではない。早稲田は現在3位。この日に行われる国際武道大学に勝てば、2位で決勝リーグに進めるものの、負ければ下位リーグで戦う可能性を持った重要な一戦であった。相手の国際武道大学は今一番勢いに乗っているチームであり、とにかく気を引き締めて戦わねばならなかった。

 試合が始まると同時に早稲田、国武大ともに自分たちの持ち味を発揮するようなバレースタイルから白熱した攻防を展開する。国武大のキャプテン・阿部の打点の高いスパイクに苦しむも、早稲田もサイドの前田和樹(人4)、黒木陸(スポ2)、ともに北沢浩(スポ2)の手から繰り出されるトスを確実にコートに叩き込んでいった。しかし、中盤に入るとブロック陣が国際武道の多彩な攻撃になかなか的を絞ることができない。さらには焦りからサーブミスを連続し、一気に引き離されてしまう。そのまま修正をかけることができず第1セットを19−25で落としてしまった。

 続く第2セット。第1セットと対照的に速攻からの流れのある攻撃を繰り出していく国武大にてこずることになる。しかし、前田の強烈なスパイクで流れを断ち切ると、北沢、松永健太(スポ3)の連続ブロックで流れを引き寄せる。終盤に入っても徳武正哉(スポ1)の速攻などで得点を重ねるとそのまま25−22でこのセットを取りきった。第3セットに入っても早稲田の勢いは止まらない。相手のスパイクの出どころをしっかりと見極めたブロックが国武大に焦りを生ませた。すると国武大はレシーブ、スパイクにとミスを連続し、序盤から一気に相手を引き離すことに成功した。そのまま国武大のテンポのズレをつき、25−16で第3セットも連取した。

  第4セット。ブロックの連携を取り戻した国武大は徐々に流れを取り戻していく。早稲田は黒木のバックアタックや松永のブロックアウトを狙ったスパイクにと国武大を追い立てていくも中盤に入っても追いついては離される展開。どうしても最後の一本に粘り強さを見せることのできなかった早稲田はこのセットを23−25で奪われてしまい、試合は最終第5セットへ持ち込まれることになった。

 第5セットはまさに精神力の勝負となった。序盤は国武大の阿部がサービスエースを決めるなど、早稲田が追いかける展開。しかし、松永のブロックを境として早稲田は本来の盛り上がりを見せる。ピンチサーバーとして登場した赤澤大樹(スポ2)の鋭いサーブや徳武の速攻など得点を重ねる。その後、負けじと喰らいついてくる国武大であったが、わずかの差で勝利をものにしたのは早稲田のほうであった。松永が13−12から2連続ポイントを決めて勝ちきることができた。セットカウント3−2、快勝とはいえないまでも紙一重での次回へ繋がる勝利であった。

 これで早稲田は上位リーグを好成績の2位で迎えることとなった。8日目は東海大との対戦となるが、予選リーグでわずかの差で敗戦を喫した悔しさを是非とも晴らしてほしいところである。

関連URL
早大バレーボール部公式サイト

(TEXT=村山裕太、PHOTO=横山真弓)
 


 
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