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2005/11/13 [ア式蹴球部]

関東大学サッカーリーグ戦第19節、早稲田大学は青山学院大学に2-1で勝利。

 
 
早大
2
0-0
1
青学大
2-1

関東大学リーグ戦第19節
早稲田大学×青山学院大学
11月13日(日)
早大東伏見グラウンド

得点者(早大) 矢島2

  前節の日本体育大学戦から3週間の間が空いた第19節青山学院大学戦。この試合に勝ち、尚且つ3・4位対決である国際武道大学対日本体育大学の試合が引き分ければ、実に9年ぶりの来期一部昇格が決まる早稲田。何としても勝利し、昇格への歩みを進めたいところである。木枯らし一号の吹いた前日とはうってかわって暖かな日差しが早稲田大学グラウンドに降り注ぐ中、試合は行われた。

 いつも通り3-5-2の布陣で挑む早稲田は、立ち上がりから相手ゴール前まで積極的にボールを運び、競り合いにも負けず個々の強さをみせる。守備においても高い位置でプレスをかけ、相手の攻撃の芽をことごとく摘んでいく。前半7分、兵藤(スポ2)が左へ展開し玉田(商4)へとつなぎ、山本(スポ2)がヘディングシュートを放ったのを皮切りに早稲田は次々とチャンスを作っていく。32分には山本からのパスを徳永(人4)が持ち込み、相手はたまらずファール。ペナルティエリア一歩手前でのフリーキックは惜しくも壁に当たってしまうが、相手エリアでのプレーが続く。前半終了間近の43分には相手にカウンターを狙われるも、早稲田のディフェンス陣は的確にこれをさばき、結局0-0のまま前半は終了。何度もあった得点のチャンスを逃した早稲田だが、右サイド・中央・左サイドをバランスよく使って攻撃し、パスもよくつながっていたため、後半に期待がかかる。

 そして後半が始まると、心の準備もできぬ間に早稲田はその期待に応えてくれた。後半の立ち上がり早々46分、前半から良い動きを見せていた矢島(人4)が放ったシュートはゴール右隅に吸い込まれ、早稲田先制。その後も徳永が右サイドスペースを使った絶妙なスルーパスを通すなど、早稲田は攻撃の手を緩めない。そして迎えた54分、中央の兵藤からパスを受けた矢島が再び先制点の時とほぼ同じ位置からシュート、10分も経たないうちにこの日自身2得点目となる追加点をあげた。立て続けの得点で一方的な試合展開になるかと思われたが、2点を奪われた青山学院も巻き返しに出て、左サイドを果敢に突破してくる。シュートまでは至らなかったものの、次第に流れは青山学院に傾いていき、後半60分には右サイドを突破され、一度はキーパー時久(スポ3)が懸命に伸ばした手に触れシュートボールを弾くも、相手の17番の選手に押し込まれついにゴールを許してしまう。1点を返され2-1となった直後、早稲田は山本に代えて渡邉(スポ1)を投入。早稲田への声援が大きくなる中、交代した渡邉は松橋(スポ3)の右への展開から相手をかわしシュートするも、これはカットされる。早稲田は右サイドを使い徳永が突破するもゴールには至らず、73分には2人目の選手交代で玉田を下げ、岡(人4)を投入。岡の投入によるポジション変更でトップ下となった兵藤から矢島、さらに徳永へとつなぎ、徳永の折り返しに金田(スポ3)がシュートするもボールはゴール上へ。前半同様パスはつながるもののシュートの精度に欠け、2-1のままロスタイムに突入。ロスタイムは4分。互いに攻め合い、残り時間もあと僅かのところで、松橋にこの日2枚目のイエローカードが出され、退場処分となってしまう。10人になった直後、相手10番の選手にゴール正面でボレーシュートを打たれる場面もあったが、最後まで追加点は許さず、2-1で勝利を収めた。

 結局この日は国際武道大対日本体育大の試合の結果により一部昇格は決まらず、次節以降にお預けとなった。次節、勝ち点1以上をあげれば1部昇格が決まる。その相手は早稲田のライバル・慶應義塾大学。9年ぶりの一部昇格を飾るには申し分のない相手だ。11月19日、ピッチ上には早稲田の歓喜の声が響くであろう。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=五十嵐文子、普川まど香PHOTO=普川まど香)
 


 
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