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2005/11/23 [米式蹴球部]

クラッシュボウル準決勝、対法政大戦は13-14で敗れ日本一への挑戦は来年に持ち越された

 
 

 
 

 
早大
13
0-7
14
法政大
7-7
0-0
6-0
 
早稲田大学 BIG BEARS
vs
法政大学 TOMAHAWKS
9月10日(土)アミノバイタルフィールド

 駒沢陸上競技場にてクラッシュボウル準決勝・対法政大学トマホークス戦を迎えた。法政大学は今季1試合平均53.3得点の攻撃力を武器にリーグを首位で通過してきた。早稲田はいかにしてランプレイをとめることができるか、それが焦点になる試合であると思われたが、試合は一進一退の攻防となった。

 立ち上がり、早稲田はノーハドルからの攻撃で法政を揺さぶり、速い試合展開に引き込みゲインを重ねる。しかし波に乗りかけたところでインターセプトされるなどパスプレイをことごとく読まれ、直後の第1Q10分10秒、ロングゲインからタッチダウン(以下TD)を奪われると、第2Q3分2秒にもTDを許し厳しい試合展開。その後は早稲田、法政ともに攻撃をつなげられない時間帯が続くが第2Q11分36秒に#20WR斉藤(商4)が長くなったパスに追いつきTD。前半終了間際に7−14とし後半につなげた。

 後半。両校とも決定打に欠き、一進一退の時間帯が続くが、早稲田ディフェンスの出足の鋭いタックルで法政に仕事をさせず、徐々に早稲田がリズムをつかみ始める。試合が動いたのは第4Q開始早々。法政のギャンブルダイブを撃墜すると、多様なパス中心の攻撃から#88TE尾崎(政経4)へのロングパスなどが決まり法政陣内深くまで攻め入ると第4Q4分45秒、#28RB古川(商2)がエンドゾーン左に駆け込みタッチダウン。続くトライフォーポインで早稲田はツーポイントコンバージョンを選択し、失敗に終わったものの攻めの姿勢で13−14と法政大を追い詰める。続く法政大の攻撃、少しでも早く攻撃権を奪いたい早稲田は厚いプレッシャーで法政のランを止めると、3分を残して攻撃権を奪取する。パス、ランを織り交ぜて法政陣内に攻め込み残り40秒近くを残して、4thdownのフィールドゴールを狙える位置にたどり着く。決めれば決勝、はずせば敗退、放たれたボールはポールをかすめ失敗に終わった。

 ノーハドルからの攻撃、法政のランプレイへの対応など勝つための布石はあれどもあと一歩届かなかった。第4Qの同点にできる場面で2ポイントコンバージョンを選択したことは、負けてはならないトーナメント戦においては難しいチャレンジであった。しかし終始攻める姿勢を貫き通す堂々とした試合にスタンドからは大きなエールが送られていた。また、今季厳しい戦いの中で3,4年生がチームを引っ張り、若い選手が大きな存在感を示し続けた集大成がこの法政戦で発揮された。それだけにこの惜敗は悔しい。来季にぜひとも雪辱を果たし、甲子園、そして日本一へ挑戦してほしい。


 

関連URL
早稲田大学米式蹴球部公式サイト
関東学生アメリカンフットボール連盟

(TEXT、PHOTO=飯田隼人)
 


 
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