| |
|
| |
|
| |
|
| |
|
| |
|
| |
|
| |
関東大学対抗戦
早稲田大学×慶應義塾大学
11月23日（水）
秩父宮ラグビー場
|
11月23日、秩父宮ラグビー場において関東大学対抗戦、対慶應義塾大学戦が行われた。伝統の"早慶戦"。
約24,000人の観客がスタンドを埋めるなどやはり注目度が高い試合となった。ここまで早稲田は5戦全勝。この試合に勝てば対抗戦5連覇が決まる。6月に行われた招待試合では55−17で勝利。また、慶應は今期帝京大に破れるなど今一つ波に乗れていない。昨年のような圧勝劇が繰り広げられるのか。
欠場が続いていた内橋徹（政経4）、豊田将万（スポ1）、今村雄太（スポ3）、五郎丸歩（スポ2）が復帰。権丈太郎（スポ2）を欠くものの、それ以外はほぼベストといえる布陣をそろえた。序盤、地力で勝る早稲田がSH矢富勇毅（スポ3）、SO曽我部佳憲（教育3）を中心としたパスワークで厚みのある攻撃を仕掛ける。しかし、慶應も集中した守りで意地を見せ、最後のラインを突破することが出来ない。それでも18分左から右へ大きく展開し、五郎丸のパスを受けた今村が持ち前のスピードで右サイドを突破し先制トライを挙げる。キックも決まり7−0。その後も今村、五郎丸が果敢に突破を仕掛けるが、中々追加点をあげることができない。このまま前半が終わるかに思われた38分、自陣ゴール前での相手ボールのスクラムからボールを奪うと、これを受けた畠山健介（スポ2）が力強い突破から最後は絶妙なパス。抜け出した青木佑輔（教育4）がそのままゴール中央へトライ。早稲田にとっては慶應の気持ちを折る非常に大きな得点となった。五郎丸が確実にキックを決め、14−0で前半を終了した。
後半に入り、ここからは早稲田の一方的な展開となる。まず4分に首藤甲子郎（スポ3）の突破が相手のハイタックルを誘い、ペナルティゴールを確実に決め差を広げる。10分にはまたも今村が右サイドを駆け抜けトライ。圧巻は14分、矢富が敵陣地中程でボールを得ると、キレのある動きで相手を翻弄し、5人を抜いてゴール中央へトライを決め、勝負を決めた。その後は五郎丸が2トライを決め、点差を広げると、39分に菅野朋幸が抜群のスピードで混戦を抜け出し、ゴール中央へトライを決め54−0。慶應の最後の攻撃を凌ぎきり、このまま試合終了。1試合を残し対抗戦5連覇を決めた。
この日にシーズンの全てをかけていたと言っても過言ではない慶應に対し、計8トライを決め圧勝を飾り文字通り「ULTIMATE CRUSH」を成し遂げた。2トライを決めた今村を始めとする、復帰した選手たちがそれぞれ持ち味を存分に発揮し存在感を示した一方で、これまでスター揃いのバックス陣に比べ、今ひとつの評価を受けていたフロント陣が、前半38分の得点を始めスクラムでも相手を圧倒するなど、それを跳ね除ける活躍を見せた。昨年に続く完勝に加え、今年は完封。彼らにとっては「早慶戦」も一つの通過点でしかないのかもしれない。「佐々木組」はまだまだ前進し続ける。
関連URL
早大ラグビー蹴球部公式サイト
|
