WasedaWillWin.com
 
2006/4/1 [ア式蹴球部]

第80回 関東大学サッカーリーグ戦第1節、法政大戦は1-3で敗れ、早大は黒星スタートとなった。

 
 
早大
1
1-0
3
法政大
0-3

第80回関東大学サッカーリーグ戦
第1節
早稲田大学×法政大学
4月1日(土)
西が丘サッカー場

得点者(早大) 兵藤

 4月1日、穏やかな陽射しの中、西が丘サッカー場で開幕戦が行われた。昨年度、念願の1部昇格を成し遂げた早大にとって、この開幕戦は非常に重要な意味を持つ。2部では圧倒的な力の差で他のチームを寄せ付けなかった早大であるが、果たしてその力は1部でも通用するのか。昨年度1部2位という成績を残した法政大を相手に早大の力が試される一戦が幕を開けた。

 キックオフ直後、主導権を握ったのは早稲田。開始1分で左サイドから松本征也(スポ2)が放ったクロスに渡邉千真(スポ2)がスライディングで合わせるが、それは惜しくもゴール脇へと外れてしまう。序盤から早稲田のボールキープが続き、松本征、新戦力の松本怜(スポ1)のサイド突破から島村毅(スポ3)、渡邉が果敢にゴールを狙うが得点までには至らない。しかし20分、この日キレのある動きを見せていた兵藤慎剛(スポ3)がロングパスを受けた後ペナルティエリア内へ持ち込み、相手のファールを誘い、PKを獲得。1度目はやり直しになってしまったものの、2度目も兵藤自身がきっちりと決め、今季初ゴールとなる先制点を奪った。中盤、法政にゴール前へと持ち込まれるシーンもあったが、DF陣がしっかりと対処し、得点は許さない。追加点こそ奪えなかったものの、終始早稲田ペースで前半を終えた。

 しかし後半、流れは一変し、前半受けにまわっていた法政が怒涛の攻撃を見せ始める。10分にはCKからの流れで危うく同点というシーンだったが、ここはキーパー時久省吾(スポ4)がファインセーブ。しかしその直後またもやCKから頭に合わせたボールがゴールの中へ。早くも同点とされてしまった。また19分には早稲田のCKからのこぼれ球を奪った法政に速攻され追加点を許してしまう。途中、金田隼輔(スポ4)に換え山本修斗(スポ3)、松本怜に換え中島健太(社学3)を投入し流れを引き戻そうとするも、セカンドボールが取れず、ことごとく中盤でボールを奪われてしまう早稲田は前半のような攻撃を見せる事ができない。松本征に換え市川雄太郎(スポ1)も投入し、なんとか点を奪いたい早稲田だったが、逆転し守りに入り始めた法政ゴールをこじ開けることができず、逆に41分だめ押しとなる3点目を決められてしまった。

 やはり法政大は1部上位のチーム、底力を見せ付けられる結果となった。1-3、スコアとしては完敗である。しかし、前半だけ見れば完全に早大ペースであった。早稲田は1部でも十分に戦っていける力を持っているといえるだろう。開幕戦ということで勝って勢いをつけたいところであったが、長いリーグ戦はまだ始まったばかり。今回は怪我人も多く、ベストメンバーではなかったが、新しい選手にはこれを機に力をつけてもらい、昨年と同じような層の厚い早大を期待したい。次節は王者駒沢大との対戦、中4日と厳しいスケジュールであるが、王者相手に早稲田のサッカーをきっと見せてくれることだろう。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=神崎風子・普川まど香、PHOTO=普川まど香)
 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる