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2006/5/21 [ア式蹴球部]

駒沢陸上競技場にて行われた関東大学リーグ第10節、終了間際に得点を許し、国士舘大に0−1で敗れた。

 
 
早大
0
0-0
1
国士舘大
0-1

第80回関東大学サッカーリーグ戦
第10節
早稲田大学×国士舘大学
5月21日(土)
駒沢陸上競技場

 強風の吹き荒れた5月20日、駒沢陸上競技場で第10節早稲田対国士舘の試合が行われた。駒沢陸上競技場といえば、昨年早稲田が1部昇格2部優勝を決めた場所である。前期リーグも今日の試合を含め残すところあと2節となり、早稲田は第9節終了時点で4勝2敗3分、勝ち点15で4位につけている。一方の国士舘は早稲田に続く5位。上位につけたまま5位以下に差をつけてリーグを折り返すためにも、ここでしっかり勝っておきたい。現在3連勝中の早稲田、今日の試合に勝利し4連勝となるだろうか。

 早稲田の布陣は3−4−2−1、GKには今期初出場の伊藤(スポ2)が入った。前半、主導権を握ったのは早稲田。強風でロングボールが押し戻されながらも、引いて守る相手に対し次々と攻撃を仕掛けていく。開始から20分、兵藤(スポ3)がDFに囲まれつつも粘りを見せ金田(スポ4)へ渡し、金田のあげたクロスに渡邉(スポ2)が頭を合わせるもボールはポスト上へ。その3分後の中島(社3)のシュートは相手キーパーがよく反応しゴールならず。攻め続けながらも得点出来ずにいた早稲田にチャンスが訪れたのは37分、山本(スポ3)がゴール前に抜け出しキーパーと1対1に。しかしシュートはゴール左へ僅かにそれてしまう。その後コーナーキックの流れからの兵藤のシュートや鈴木(スポ3)のロングシュートなど、国士舘ゴールを脅かし続けた早稲田であったが、得点をあげられないまま前半終了。

 後半開始早々国士舘にボールを運ばれシュートされるも、50分に山本、51分には後半から投入された松橋(スポ4)がシュートを狙う。両者とも決定機を作れないまま65分が経過したところで、得点が欲しい早稲田は中島に代えて島村(スポ3)を投入。77分にはこの日いい動きを見せていた松橋が左サイドからセンタリングをあげ、渡邉がヘディングで叩きつけるも、またもや相手キーパーの好反応に阻まれる。絶好のチャンスであった。79分に金田に代わって首藤(スポ3)を投入し、なお攻撃の姿勢を崩さない早稲田は、85分に松橋・兵藤・鈴木とつなぐと鈴木が相手DFを個人技でかわしてパス。受けた島村がシュートするもゴールならず。刻々と終了時間が迫る中コーナーキックを得た早稲田。しかしボールはクリアされ、逆に一気にカウンターを仕掛けられると88分国士舘先制。この試合、全体を通して早稲田が攻め国士舘がカウンターという構図であったが、終了間際の嫌な時間帯に決められてしまった。時間を稼ごうとする国士舘に対し、早稲田はロスタイムに左サイドの松橋が中央へセンタリングをあげると、最後は島村がヘディングシュート。入るかと思われたシュートボールはポストに当たってはじかれてしまう。つきにも見放されてしまった早稲田は、結局得点出来ないまま0−1で試合終了。1点に泣く試合となった。

  圧倒的にボールを支配していたのは確かに早稲田であった。しかしながら、試合中何度もおとずれた決定的チャンス、これをものに出来なかったことが今日の敗因だろう。1点を取ることの難しさを痛感する試合となったが、いい攻撃の形もみられ、決して悲観する内容ではなかった。次節は前期最終節。しっかり勝って後期につなげてほしい。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=五十嵐文子、PHOTO=村山裕太)
 


 
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