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2006/5/28 [米式蹴球部]

第20回ヨコハマボウル、早稲田は松下電工インパルスに0-41で完封された。

 
 

 
 

 
早大
0
0-7
41
松下電工
0-7
0-7
0-20
 
早稲田大学BIG BEARS vs 松下電工IMPLUSE
5月28日(日)横浜スタジアム

 5月28日、横浜スタジアムで第20回ヨコハマボウル、早大米式蹴球部対松下電工インパルス(05年社会人Xリーグウエスト地区1位)の試合が行われた。試合開始時には心配された雨も止み、試合進行とともに汗ばむほど気温が上がっていった。強力プレッシャー守備が象徴的な松下電工に早稲田オフェンスがいかに通用するのか期待されたが厳しい試合となる。

 先発QBは#5井上友綱(スポ3)、長身を生かしたパスプレーが魅力である。第1Q、序盤から松下電工の攻撃に飲み込まれる。松下電工の厚い圧力を断ち切れず計13回の長い攻撃からタッチダウン(以下TD)を許す。一方早稲田の攻撃は松下電工ディフェンスの前に沈黙し第1Qは一度のファーストダウンを奪えることなく終了した。第2Qに入りファーストダウンは更新できるものの、要所要所でパスが決まらず攻撃が続かない。またOLが押し込まれQBが自由にプレーできない場面に何度も遭遇する。一方早稲田ディフェンスは、松下電工ラインを突破してQBを囲い込む活躍を見せながらも、スクリーンから一気に75yd走られ追加点を許す。

 なんとか1TDを奪い一矢報いたい早稲田であったが、後半になっても状況は変わらない。一対一で勝てず、パスは依然として厳しい環境で投げざるを得ない状況が続く。松下電工ディフェンスの徹底した足元への鋭いタックルで捕球後のランも封じられ、激しいディフェンスに削られる試合展開であった。松下電工ディフェンスを攻略できないまま第3Q中盤にTDを奪われる。第4Qになるとここまで長い長い守備時間に耐えてきたディフェンスが攻略されてしまい、一気に畳み込まれ20失点を喫する。オフェンスは最後までパス供給を続けるものの、精度を欠き、松下電工ディフェンスを看破することができず完封であった。

 試合終盤は崩れ0-41と厳しいスコア差になったものの、#42LB田嶋(人3)を筆頭にQBサックを再三決めるなど、早稲田ディフェンスはその充実が感じられた。オフェンスはパスという強みを生かせず、なす術がないジレンマを経験したことは貴重な勉強になったであろう。この試合を糧に苦しい状況を打破する力を養っていくことが課題である。次節は6月4日に関西大との遠征試合がある。ぜひとも勝利して凱旋してほしい。

 

 

関連URL
早稲田大学米式蹴球部公式サイト
関東学生アメリカンフットボール連盟

(TEXT、PHOTO=飯田隼人)
 


 
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