関東学生テニス選手権大会(夏関)が8月28日から行われ、最終日となるこの日は決勝のみの試合となった。男女シングルス、女子ダブルスにおいて早稲田勢が順当に勝ち進み、決勝へと駒を進めた。
男子シングルスの決勝は、先日のインカレを制して勢いに乗る佐藤文平(スポ3)とシングルスではいままで結果を出し切れていない前原健太朗(スポ3)の対戦。しかし、試合はあまりにもあっけない幕切れとなった。第1セットから佐藤の鋭いストロークが前原を襲い2ゲームを連続で奪い試合の流れを呼び込むと、佐藤はサーブでも切れ味を見せる。そのまま第1セットを6−2で先取する。第2セットに入ってからも集中力が続かずチャンスをものにできない前原とは対照的に勝負どころで得点を重ねた佐藤が6−1で連取し、試合に終止符を打った。ワンサイドゲームとなったこの試合、佐藤は決して気持ちを緩めることなく最後まで精神的な意味での強さを見せた。
女子でも青山修子(スポ1)がシングルスで優勝、ダブルスでも福井恵実(スポ1)とペアを組み春関に続き夏関も制し2冠を達成した。その他、シングルスで川村美夏(スポ1)、ダブルスで、奥村麗奈(教育2)、高原靖佳(人科2)組がともに準優勝で飾るなど早稲田勢が圧倒的な力を発揮。関東大学リーグ、王座へ向けて弾みをつける結果となった。
この夏、インカレ、夏関を通して男子では佐藤の台頭、女子では1、2年生が著しい成長を見せるなどチームとして着々と底上げが行われている。最終目標は約一ヶ月後に行われる王座決定戦。それまでのリーグ戦でしっかり結果を残し、男子は前年に続いての王座連覇、女子は昨年3位に沈んだ借りを返したいところだ。
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早大庭球部公式サイト
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