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2006/9/15 [レスリング部]

レスリング全日本学生王座決定戦、早稲田大学は決勝で拓殖大学に敗れ準優勝。

 
 

 
   
 

 

   

 9月15日、駒沢体育館で行われたレスリング全日本学生王座決定戦で、早稲田大学は決勝で拓殖大学に敗れ、準優勝となった。

 団体戦で行われた今回の大会。1回戦の相手は大東文化大。佐藤吏(スポ4)、安澤薫(スポ2)といった主力選手を温存する形で臨んだが、1年生ながら試合経験は豊富な55s級藤元洋平(スポ1)や、先日のインカレでも健闘した74s級木村元気(法4)、84kg級伊藤拓也(スポ3)、120s級安田伊織(スポ3)らの活躍により、5−2で勝利を収めた。

 続く2回戦は東洋大戦。66s級の松本聖矢(スポ1)が第2ピリオド、相手の攻撃で負傷、途中棄権というアクシデントに見舞われ、ドキリとさせられるシーンがあったものの、55s級藤元愼平(スポ4)、96s級浅見哲郎(スポ2)、1回戦から2階級上げて120s級で出場した伊藤が、大きく相手にポイント差をつけ、結果6−1の快勝で準決勝へとコマを進めた。

 日本大との対戦となった準決勝。55s級藤元愼平、60s級安澤が共に第2ピリオドで決着をつける快勝で、好スタートを切った。しかし続く66kg級佐藤が世界選手権代表の高塚紀行相手に苦戦。2ピリオドとも2分間で決着がつかず、クリンチへ。運に恵まれ2度とも優勢権を得た佐藤がなんとか冷静にポイントを奪った。その後74kg級の木村が粘りを見せつつ惜しくも負けてしまったが、84kg級の伊藤が第1ピリオドを奪われるも第2、3ピリオドを連取し、決勝進出を決めた。96s級には今月4日に世界ジュニア選手権で3位入賞を果たした大月葵斐(スポ2)が普段より2階級上げて登場したが、遠征の疲れからか実績では格下の相手に3ピリオドとも2分間で決着をつけられず、結果1−2で黒星を付けられてしまった。

 迎えた決勝戦。相手は強豪拓殖大学。初戦の55s級藤元愼平が破れたが、続く60s級安澤が第1ピリオド6−0、第2ピリオド7−1の圧勝で、試合を振り出しに戻した。しかしともに実力は相手よりも勝っているはずの佐藤、大月がまさかの連敗。1−3と拓大に王手をかけられたところで、84kg級。高橋海人(スポ3)の相手はインカレ優勝者の磯川孝生。磯川の猛攻に必死に耐えていた高橋だったが、インカレ覇者の壁を破る事はできず0−2。ここで拓大の初優勝が決まってしまった。しかしその後も闘志を絶やす事なく、96s級伊藤が意地の2勝目。最後120s級の浅見も敗れはしてしまったものの、最後まで粘り強い戦いを見せた。

 今大会、佐藤、大月といったインカレ上位入賞者が勝たなくてはいけないところで勝てず、流れを呼び込むことが出来なかった点が悔やまれ、今後の課題となるだろう。また、今大会で4戦全勝の活躍をみせた伊藤拓也は敢闘賞に選ばれている。

 

関連サイト
レスリング部公式サイト
日本レスリング協会公式サイト

 

(TEXT、PHOTO=神崎風子)
 


 
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