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2006/10/22 [ラグビー蹴球部]

「ハイレベルの刺激」関東大学対抗戦、日体大に100−0で圧勝。

 
 
 
 
 
早大
100
43-0
0
日本体育大
57-0

関東大学ラグビー対抗戦第3戦
早稲田大学×日本体育大
10月22日(日)
秩父宮ラグビー場

 10月22日、秩父宮ラグビー場にて関東大学ラグビー対抗戦第3戦、対日本体育大学戦が行われた。ここまで開幕2連勝と結果を残しているもの、同時に課題も残している早稲田。前節立教戦後、14日に群馬・太田に出向き、トップリーグ三洋電機との合同練習に励んだ。思えば昨年、「佐々木組」も東芝府中との練習試合を機に上昇へのきっかけを掴んだ。この試合で、その成果を発揮したいところである。

 スタメンは前節から矢富勇毅(スポ4)が復帰した。前半6分、早くも試合が動く。5m地点でラインアウトを得ると、そこからモールに持ち込み、そのまま矢富が右隅に押し込み先制トライをあげる。続く11分まるで再現ビデオを見ているようにまたも5m地点でのラインアウトから今度は臼井陽亮(スポ3)がトライを挙げる。さらに15分矢富、曽我部佳憲(教育4)の効果的なパス回しから次々とアタックを仕掛け、3度目に林徹(スポ4)が抜け出しトライを決め、ゴールも決まり17−0と点差を広げていく。さらに、その後も順調に攻め続け、27分に五郎丸歩(スポ3)、31分に瀧澤直(理工2)、39分には今村雄太(スポ4)がスピード溢れる突破で二人をかわしてトライを決め、43−0で前半を終了した。復帰した矢富のアグレッシブな動きが目立った前半であった。

 後半6分、華麗なパスワークから日体DFのバランスを崩し、曽我部がタメて左にふると、走りこんだ今村が左隅へ楽々トライ。10分にはまたも曽我部が相手の裏をかくロングパスを供給し、今節スタメンに名を連ねた寺廻健太(教育3)がトライを決め55−0とする。その後も勢いは弱まる事なく意気消沈した日体大に対し、攻撃を繰り広げる。16分素早いリスタートから矢富が守備網を突破しトライ、62−0。22分ラインアウトからのモールを途中出場の笠原歩(スポ4)がトライ、67−0。25分スクラムからまたも笠原が混戦を抜け出しトライ、74−0。28分にはこれまた途中出場の佐藤晴紀(スポ2)が相手キックをチャージしてそのままトライ、81−0。37分に一年生村田賢史(スポ1)がライン右隅を突破しトライ、88−0とし存在をアピールする。そして圧巻は38分右サイドから突破をしかけると、そこから一気に逆サイドまで5人を経由して素晴らしいスピードで展開し、またも笠原がトライを決める。93−0。100点まであと1トライ1ゴール。観衆の期待が高まる。そしてロスタイム2分が過ぎ、ラストワンプレーとなるとスクラムからモールで押し込むとみせかけ、林がトライ。最後は緊張感の中、五郎丸がキックを見事に決め、100−0。そしてこのプレーを最後に試合終了となった。

 対抗戦3年ぶりとなる100得点。そして「東条組」でも初の100得点となった。日体大の出来が今一つだったとは言え、十分に評価できる結果であろう。選手一人一人の攻撃意識が高く、果敢にアタックを仕掛け、2人3人と抜いて前進するシーンが多く見られた。また交代選手の活躍も印象に残った。後半開始から出場し、3トライを決めた笠原をはじめ出場選手がいい働きを見せた。三洋との合同練習で上のレベルを実感し、「東条組」は急速にチーム力を高めつつあるようだ。次節は、仙台で行われる筑波大戦。この勢いで相手を粉砕してもらいたい。


関連URL
早大ラグビー蹴球部公式サイト

(TEXT=平野峻、PHOTO=村山裕太)
 


 
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