早大 28 0-3 20 日大 14-0 7-15 7-2
	早稲田大学BIG BEARS vs 日本大学PHOENIX 10月29日（日）アミノバイタルフィールド

　第4節まで試合が進み早稲田大学、日本大学、法政大学の3校が全勝で並ぶ2006年秋季リーグ1部Bリーグ。1校のみがプレーオフに進出できる現行制度では1敗が即リーグ敗退につながる。今試合早稲田が挑むのはその一角である日本大学フェニックス。最後の1秒まで気の抜けない試合を早稲田は制し、リーグ突破へ向けて大きく前進した。

　試合は気温が低く薄く霧がかった中アミノバイタルフィールドにて行われた。立ち上がりから試合が動く。日大のラン、パスに対応できず押し込まれると、早稲田のパントミスで自陣深くでターンオーバー。そのままフィールドゴールにつなげられ先制点を奪われる。しかし続く攻撃でWR＃1加藤（商3）、RB＃21前橋（商2）の爆発的なランからタッチダウン（以下TD）を奪うと、直後のDB＃11杉本（スポ2）のインターセプトで立ち上がりの嫌な流れを払拭する。その後は第2Q5分にもTDを奪い14−3とし、安定した試合展開で前半を折り返す。

　後半になると、開始直後にTDを奪うものの苦しい時間が続く。第3Q4分、キックリターンを大きくリターンされるとエンドゾーン間際で粘るもののTDを奪われ21−10。第3Q9分過ぎにも追加点をあげられると、日大は2ポイントコンバージョンを選択。これを成功させ3点差まで追い上げられる。早稲田の攻撃は依然として機能せず攻撃権を日大に渡し早稲田陣内深くまでボールを運ばれるが、日大の同点を狙ったフィールドゴールは左にそれ事なきを得る。続く早稲田は速い攻撃であっさりとTDを奪い28−18と引き離すも、喰らいつく日大は再び息の長い攻撃でパスをつなぎ、早稲田はエンドゾーン手前5yd付近まで侵入を許す。再三にわたるパスに冷静に対応し、このピンチは脱するが、直後の攻撃、ピッチミスで痛恨のセーフティ。残り3分を残して28−20となり試合を決めきれない。

　依然として日大の攻撃への対応に苦しむ早稲田は、自陣に攻め入られるがDL＃92伊藤（商2）がQBサックで大幅に押し戻すと、日大の4thギャンブルの攻撃をDL＃3稲葉（スポ2）が日大QBに喰らいつき試合を決める決定的なQBサック。その後日大は残り8秒の攻撃権を得てタッチダウンパスを投じるも早稲田はそれを払い落とし試合を終えた。

　攻撃がつながらず日大の攻撃を断ち切れない苦しい試合であった。しかし大きな一勝。全勝を維持した早稲田が臨む次節は11月5日（日）アミノバイタルフィールドにて専修大学戦。最終節に向けて今節同様決して落とせない一戦である。確実な勝利を期待したい。

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早稲田大学米式蹴球部公式サイト
関東学生アメリカンフットボール連盟