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2006/10/29 [ア式蹴球部]

関東大学リーグ第18節、国士舘大に4−0で圧勝

 
 
早大
4
2-0
0
国士舘大
2-0

第80回関東大学サッカーリーグ戦
第18節
早稲田大学×国士舘大学
10月29日(日)
西が丘競技場

得点者(早大) 鈴木 渡邉 中川 山口

 10月29日、西が丘サッカー場にて第18節早稲田大学対国士舘大学の試合が行われた。16節の専修大戦と前節の東京農業大戦を4−1で勝利した早稲田。2戦連続で攻撃に花が咲き、第17節終了時点で順位を3位に上げている。調子の上向きな早稲田が今日対戦するのは国士舘大学。前期は0―1と黒星をつけられている相手だ。前期のリベンジを果たすためにも、また、今後上位陣との対戦が続くことを考えても、絶対に負けられない。

 今日の早稲田はいつもと違った。これまでの3―5―2の布陣ではなく、2バックを採用してきたのである。慣れている布陣ではなく新布陣を導入してのこの試合、それでも選手たちは高い適応性を示してくれることになる。前半立ち上がりから徐々に主導権を握っていく早稲田は10分、この日スタメンの首藤豪(スポ3)が兵藤慎剛(スポ3)からパスを受けると相手DFの裏へボールを出し、山本脩斗(スポ3)が反応するもシュートは打てず。その1分後には左サイドからのパスを渡邉千真(スポ2)が胸で落とし、鈴木修人(スポ3)がミドルシュートでゴールを狙うがこれはキーパー正面。早稲田に先制点が生まれたのは13分、後方から組み立てつつ前へと進攻し、中央でボールを受けた山本から渡邉へ。渡邉が右サイドから折り返すと、ゴール前に走り込んできた鈴木がダイレクトシュートでゴールネットを揺らした。早くも先制点をあげた早稲田は攻撃の手を緩めることなく、15分には渡邉、20分には鈴木、25分には再び渡邉と、次々にシュートを放ち相手ゴールを脅かす。そして29分、鈴木が前線へロングボールを供給すると、受けた渡邉がDFをかわしてシュート。見事に追加点をあげる。2点差をつけられた国士舘は早くも半田武嗣から小島暢明に選手交代。国士舘に決定機を与えていなかった早稲田がピンチを迎えたのは38分、相手のFKから攻め込まれることに。なかなか大きくクリア出来ないでいる早稲田はゴール正面でフリーでシュートを撃たれるも、来季からJ1のヴァンフォーレ甲府でプレーすることが決まった時久省吾(スポ4)がナイスセーブをみせ、こぼれ球を再びシュートされるも山口貴弘(スポ4)がゴールライン上でこれを防ぐ。危ない場面を乗り切った早稲田は2−0のまま前半を終えた。

 後半開始早々、またも早稲田に追加点が生まれる。50分に山口から渡邉へパスが通ると、ゴール前の山本へ。山本は相手DFに囲まれながらも粘り、最後は中川裕平(社1)が今季初ゴールを決めた。前半同様、後半もゲームを支配する早稲田。その勢いは3点というリードを手にしてもなお留まることを知らない。72分には山本から兵藤とつないでボールはゴール前へ。混戦となりキーパーがキャッチ出来ずにこぼれていたところを、ゴール前に上がってきていた山口が押し込み4点目。試合時間を20分ほど残し、完全に勝負をつけた。その後も渡邉からのパスを受けた兵藤が山本と絶妙なコンビネーションでパスをつなぎ合い、相手を翻弄。84分には中川に代わって金田隼輔主将(スポ4)が後期初出場でピッチに帰ってきた。流れるようなパスをつなぎ、次々に選手がゴール前に顔を出す早稲田のサッカーに魅了され感嘆する観客たち。その声は選手たちに聞こえていただろうか?早稲田の魅力を随所に見せてくれたこの試合、4―0で早稲田が完封勝利を飾った。

 新しい布陣も難なく機能した今日の試合は、3試合連続となる4得点を奪っての勝利であった。その攻撃力はもちろんのこと、これまでの2試合とは違い失点が0であることの価値は大きい。リーグ戦も残り4節となり、東京学芸大学(11月5日)・駒沢大学(11月10日)・流通経済大学(11月19日)・法政大学(11月26日)と、強豪相手との試合が控えている。今後ますます熾烈を極める優勝争いに目が離せない。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT、PHOTO=五十嵐文子)
 


 
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