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2006/12/9 [男子バレーボール部]

全日本インカレ準決勝、東海大の圧倒的な強さの前にセットカウント1−3での敗戦、3位決定戦へとまわることとなった。

 
 

 
安定したプレイを見せた松永健太
 

 
早大
1
19-25
3
東海大
13-25
30-28
18-25
全日本インカレ・準決勝
早稲田大学×東海大学

12月9日(土) 

 前年に続いての全日本インカレセンターコートで同じ組み合わせの東海大学との対戦。前年は悔しくも1セットも奪うことができずに敗れた。また、今年の東海は秋季リーグにおいても圧倒的な実力で制しており、前年より厳しい戦いになることが予想された。

 第1セット。序盤は黒木陸(スポ3)、二木健太(スポ4)を中心に得点をあげていく。試合が進むにつれ、東海に試合の主導権を持って行かれそうになるもベンチがタイミングよくタイムアウトをとり試合の流れを渡さない。しかし19−19で迎えた終盤、ここまで順調にスパイクを決めてきた柴小屋康行(スポ3)がブレーキ。ライトからスパイクを打ち切れず連続得点を許すと一挙に6得点を奪われ19−25で第1セットを落としてしまう。

 第2セットに入りセンターを軸に攻撃を仕掛けていくものの、東海のブロックに読まれ得点をあげることができない。出鼻を挫かれた早稲田は東海を前に攻撃の糸口を見出すことができない。逆に東海は金子隆行が二段トスを決めるなどチームのムードも絶好調。早稲田に良いところなく大差で第2セットを落とした。

 第3セットに入ってからも東海の高いブロックの前に早稲田アタッカー陣は苦しめられる。中盤7点差をつけられ勝負あったかと思われた。しかし、柴小屋のバックアタックや北沢浩(スポ3)のツーアタックでチームを盛り上げると赤澤大樹(スポ3)がピンチサーバーとして登場。強烈なサーブから東海のレシーブを崩し得点差を2点まで縮める。さらには柴小屋が二段トスを強烈に決めると松永のスパイクでついに追いつく。だが、終盤に入りこれまで安定したサーブカットをしてきた藤森圭(スポ3)が痛恨のサーブカットミス。このまま東海に逃げ切られるかと思ったが、最後の最後でこれまで止めることができなかった東海・清水を立て続けにブロック、デュースへと持ち込む。その後プレッシャーのかかる場面でも柴小屋がスパイクを沈めていくと最後は中島敬介(スポ4)がサーブで崩し30−28で競り勝った。

 第4セット、このセットは柴小屋にボールを集める。柴小屋は順調にスパイクを決めていくも、総合力に勝る東海は中盤以降、力の差を見せ付ける。終盤には、この日MIPを獲得した東海・高橋がサービスエースを決め勝負あり。為す術なく第4セットを落とした。

 あまりにも力の差が表れた東海との試合。ブロック、スパイク、レシーブ、どれをとっても抜け目ない東海の壁を打ち崩すことはできなかった。多くの選択肢を持つ東海と比べ、一人でも崩れると機能しない早稲田。その結果が大きく表れたと言ってよいだろう。次の3位決定戦は日体大との試合。秋季リーグはストレートで敗れたものの臆することなく早稲田の持ち味でもある「全員バレー」を全面に押し出し日体大を撃破してほしい。


関連URL
早大バレーボール部公式サイト

(TEXT=村山裕太、PHOTO=横山真弓)
 


 
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