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2006/12/22 [レスリング部]

駒沢体育館で行われた内閣総理大臣杯全日本大学レスリング選手権大会2日目、84kg級伊藤拓也(スポ3)と120kg級浅見哲郎(スポ2)が共に準優勝した。

 
 

 
   
 

 

   

 12月22日駒沢体育館で行われた、内閣総理大臣杯全日本大学レスリング選手権大会2日目、84kg級伊藤拓也(スポ3)と120kg級浅見哲郎(スポ2)が共に準優勝した。

 予備選、1回戦を相手に大きくポイント差を付け勝ち上がった84kg級の伊藤。準々決勝でも第1ピリオドはクリンチまで持ち込まれたが、第2ピリオドは5−0とポイント差をつけ、結果2−0で勝利。また国士舘大の鶴巻宰との対戦となった準決勝でも、互いに様子を見合う展開の中、相手の隙を見て足を取り場外へと出すなど、きっちりとポイントを奪い、ここまで1ピリオドも落とすことなく、決勝へと駒を進めた。そして迎えた決勝戦の相手は拓殖大の磯川孝生。磯川は同大会をこれまで2連覇、更に8月に行われたインカレでも優勝している、84kg級の学生王者。第1ピリオド序盤から積極的な攻めを見せる磯川に対して、伊藤も果敢にタックルするが、逆にタックルを受け止められバックを取られてしまう。足を固められた後もなんとか耐え、それ以上の攻撃は許さなかったものの、その後も同じようにバックを取られ結局0−2で第1ピリオドを終える。そして第2ピリオド、開始40秒で磯川に一本背負いを決められ一気に3点を奪われてしまい、その後なんとか点を取りかえそうと粘る伊藤であったが、相手の固い守りに阻まれ、結局このピリオドも落とし、準優勝となってしまった。

 120kg級の浅見も、1回戦、準々決勝を勝ち上がり、準決勝は徳山大の山口恭平との対戦。第1ピリオドではタックルが決まり2−0、また第2ピリオドでも3−0と相手のポイントを許すことなく、決勝へと進んだ。決勝の相手は、昨年度の全日本選手権で高校生ながら準優勝を果たした専修大の1年生荒木田進謙。第1ピリオドはお互い決定機を作れないまま試合が進んでいったが、残り10秒の所で浅見が相手の片足をとり、そのまま場外へ。1−0で第1ピリオドをとり、優勝へと王手をかけた。そして第2ピリオドも浅見は積極的にタックルを狙い、1分35秒の所で、再びタックルから相手の足を取り場外へ出し、先制。このまま優勝かと思われたが、試合が再開された瞬間猛然と飛び掛ってきた相手に倒され、そのままフォール。隙を見せてしまったのだろうか、残り6秒で優勝を奪い取られてしまった。

 二人とも、準決勝まで良い戦いを見せていただけに、準優勝という結果が非常に悔やまれる。しかし前日66kg級で優勝した佐藤に合わせ、この二人の活躍もあり、早稲田は大学別対抗で総合4位に。前年度の6位より、得点も伸び、チームとしての成長も見せた大会となった。

 

関連サイト
レスリング部公式サイト
日本レスリング協会公式サイト

 

(TEXT、PHOTO=神崎風子)
 


 
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