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2007/9/22 [野球部]

東京六大学野球秋季リーグ戦 vs法政大学

 
 
 
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早稲田
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法政
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東京六大学野球
早稲田×法政
9月22日(土)
神宮球場

 いよいよ幕を開けた東京六大学野球秋季リーグ戦。春季は安定した投手力を背に圧倒的な強さでリーグ優勝した早大。今期の戦いも注目される。

 さて、第一節の東京大学戦では強打で圧倒した早稲田ナイン。今節の相手は43回と六大学野球で最多の優勝回数を誇る法政大学である。早稲田、法政両校による華麗なセレモニーのあと、試合は始まった。

 早稲田の先発投手はエース番号11を背負う須田幸太(スポ3)。春季は斎藤佑樹(教1)と並ぶチーム勝ち頭の4勝を挙げるも、オープン戦では不調続きの中今季初先発と、結果が求められるマウンドだった。しかし初回から試合は動いた。須田は一番喜多、二番伊藤を凡打に打ち取るが、三番和泉に対してはボールが先行し、結局四球で歩かせてしまう。このあたりから須田の顔色が変わりリズムも悪くなる。続く四番大澤をカウント2-3まで追い込むが、甘く入った変化球を大澤は見逃さなかった。右翼を超える二塁打を許し、早稲田は一点先制されてしまう。流れに乗った法政打線に対し、須田は続く佐藤弘に左中間を破る三塁打を許し、この回二点を失った。

 反撃したい早稲田打線だが、法政先発小松の最速148kmの直球を主体とした投球に翻弄され、なかなか突破口を見出せない。しかし迎えた四回。2アウトから、日米大学野球選手権でさらに成長を遂げた三番松本啓二郎(スポ3)が右前に安打を放ち、同じく日米大学野球で寝食を共にした四番田中幸長(スポ4)が死球を受け二死一・二塁になる。ようやく訪れた得点チャンスに、先程まで下を向きがちだった早稲田の選手たちもサッと顔を上げ、試合の行方を見守り声援を送る。ここで五番副将小野塚誠(社学4)が、左翼線への二塁打を放ち一点を返す。春季はスタメン落ちなど悔しさを味わったが、今季は好調を維持し続け、ラストシーズンに期するものが伝わってくる。さらに一点ビハインドで迎えた六回。先頭の一番上本博紀(スポ3)が出塁し、二番細山田武史(スポ3)の犠打で二塁に進む。一死後四番田中が左前に落ちる安打でついに同点に追いつく。

 その後早稲田は継投策で大石達也(スポ1)、松下建太(スポ2)を送り込み、相手打線を寄せ付けない。しかし早稲田打線も小松とリリーフした二神から最後まで決定打を奪えず、ついに9回同点のままゲームセットとなった(プロ併用日のため連盟規定により引き分け)。実力の拮抗した好ゲームだった。だが、三季連続のリーグ優勝を果たすため、法政から勝ち点は取りこぼせない。明日以降の早稲田の奮起に期待したい。

 

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東京六大学野球連盟

(TEXT、PHOTO=井上智史)

 


 
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