10月18日、たつのこフィールドにて関東大学サッカーリーグ1部第21節、早稲田大学対駒澤大学の試合が行われた。前節の対順天堂大戦では、試合終盤の2得点で何とか勝点3をもぎ取り、わずかながら優勝の可能性を残した早稲田。対する駒澤大は、前節の首位明治大との直接対決に敗れ、自力優勝は無くなったものの依然首位とは勝点差3の3位につけ他力での可能性を残している。ともに優勝戦線への生き残りをかけた重要な一戦となった。
スタメンには、前節出場停止の金守貴紀(社4)が復帰。試合はいきなり動く。開始6分、早稲田は駒澤大の山崎健太に先制ゴールを許してしまう。その後は、ロングボールでディフェンスラインの裏を狙う相手の攻撃を、金守、横山知伸(スポ4)らの体を張った守備で防ぎ流れを渡さない。次第に早稲田らしいパス回しが見られるようになると、兵藤慎剛(スポ4)を起点に攻めのリズムが生まれ、11分には兵藤のパスを受けた山本脩斗(スポ4)がシュートを放つ。さらに22分には渡邉千真(スポ3)が中に切れ込み放ったシュートのこぼれ球を、中野遼太郎(スポ1)が詰めるも、これは惜しくもキーパーに阻まれてしまう。0−1のまま前半終了かと思われた44分、松本征也(スポ3)からのクロスを、渡邉が見事なダイレクトボレーを放ちゴールネットを揺らす。客席から思わず歓声が上がるほどの鮮やかなゴールで同点とすると、一息つく間もなくロスタイムには、鈴木修人(スポ4)からのボールを兵藤が蹴り込み逆転に成功。最高の流れで試合を折り返す。
そして迎えた後半。「相手がズルズル引いてくれたので、スペースができて自由にサッカーが出来た」という兵藤の言葉通り、主導権を完全に握った早稲田はさらなる攻勢をかける。56分には、中央の鈴木から左サイドに展開した中野にボールをつなぎ、クロスを上げる。これを渡邉が胸でトラップし、左足でゴールを決め3−1。二年連続得点王へと驀進するエースの勢いは止まらない。62分には、相手DFの頭上を越えるロングボールが金守から供給されると、これに反応し落ち着いてゴール右隅へ流し込み見事ハットトリックを達成。これで渡邉は、今シーズンの得点を20の大台に乗せた。試合終盤の83分にも、中盤のパス回しから最後は山本が個人技で持ち込み5点目のゴール。一方のディフェンス陣も、早めのプレスで相手にチャンスをほとんど与えなかった。後半の駒澤大のシュートは、ロスタイムに田谷高浩が放った一本のみ。攻守ともに駒澤大を圧倒し、見事勝利を収めた。
相手に先制されながらも、落ち着いたプレーと早稲田らしいパスサッカーでゴールを着実に積み重ね、終わってみれば5−1と、上位対決に快勝した早稲田。これで勝点を40としたが、同日行われた試合で首位明治大が流通経済大に2−0で勝利し、勝点を44に伸ばしたため早稲田の優勝の可能性はなくなってしまった。4月に始まったリーグ戦も次節がいよいよ最終節。相手は強敵法政大学であるが、一つでも上の順位を目指し、早稲田らしいサッカーで最終戦を勝利で飾ってほしい。
≪試合後の選手コメント≫
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【試合詳細】
日時:2007年11月25日(日) 11:30 Kick Off
会場:国立西が丘サッカー場
対戦:早稲田大学ア式蹴球部 vs 法政大学体育会サッカー部
関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト
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