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2007/11/23 [ラグビー蹴球部]

「輝く1年生の影で」
関東大学対抗戦、慶應義塾大学に40-0で完勝。

 
 
 
 
 
早大
40
21-0
0
慶大
19-0

関東大学対抗戦
早稲田大学vs慶応大学
11月23日(金・祝)秩父宮ラグビー場

 11月23日、秩父宮ラグビー場にて関東大学ラグビー対抗戦、対慶應義塾大学の試合が行われた。前節・帝京大戦では圧勝(61-8で勝利)し、クライマックス緒戦を飾った権丈組。今回の相手は、調子を上げている慶應大。両校の接戦への期待で、天候に恵まれ、穏やかな日差しが照らすスタンドには実に24,000人を超える観衆が詰め掛けた。

 早稲田は、負傷のWTB田中渉太(スポ3)に代わり、中濱寛造(教育1)が先発。また、欠場していたPR畠山健介(スポ4)が復帰した。序盤、早稲田は積極的にプレスをかける。慶應のミスを誘い、攻め込むもやはり簡単には突破できない。その後は中盤で潰しあい、両チーム共に突破口を見出せない。膠着状態が解けたのは13分、早稲田はSH三井大祐(教育4)の展開から、絶妙なタイミングでCTB田邊秀樹(スポ2)がDFの隙間を縫い突破。中央にトライを決め、先制点を挙げる。エンジンのかかった早稲田は続く16分、SO山中亮平(スポ1)を起点に中濱へ繋ぎ、FB五郎丸歩(スポ4)へパス。五郎丸は相手と縺れながら背面パスで再び中濱へ繋ぎ、そのまま強引にトライ。その後は再び、両チームとも一進一退の展開に。しかし、早稲田は優勢をキープする。すると32分、早稲田は22mラインでモールを形成。そのまま押し込んでHO臼井陽亮(スポ4)がトライ。今度はFW陣の攻めで21-0まで点差を広げた。そして前半終了。ミスでペースを掴めない慶應に対し、勝負所で着実に得点を奪う前半となった。

 後半、今度は慶應が仕掛け、我慢の時間帯が続く。慶應はエース・山田章仁(4年)にボールを集めるが、対面の中濱、そして五郎丸を中心に、その動きを封じる。その後も慶應ペースで試合は続き、迎えた19分早稲田にアクシデント。ハイタックルで臼井にシンビンの判定。何とか防いでいる状態だけに、一人欠くことで、流れは一気に慶應に傾くかに思われた。しかし、この窮地を1年生たちが救う。24分、久々の相手陣地でのモールから山中、中濱と繋ぎ突破。そして、臼井に代わりHOに入っていた有田隆平(スポ1)がパスを受け、ゴール左へ力強くトライ。1年生トリオの鮮やかなプレーで防戦から一転、勝負を決める大きな得点を奪った。その後、早稲田は慶應の攻撃に耐え、終盤再び攻めに転じる。幾度となく突破を試み、38分にはWTB早田健二(スポ2)のビッグゲインから、三井が自ら突破しトライ、35-0。41分にはモールで押し込み権丈太郎(スポ4)が試合を締めくくるトライを挙げタイムアップ。40-0で接戦の下馬評を覆す勝利を飾った。

 点差以上に完勝の印象が強い試合だった。試合後、中竹監督は「局面でのアルティメットクラッシュというテーマを完遂できた」と満足した表情を見せた。やはり特筆すべきは窮地を救うビッグプレーを見せた1年生達であろう。3人でトライを奪ったプレーは輝く未来を予感させた。特に中濱は「100点」(中竹監督)と攻守に渡り存在感を示した。しかし、その影で彼らに負けない輝きを見せた選手がいる。SH三井である。出場に拘り自ら留年を選んだ男は、周囲のプレッシャーに耐えながら、この日は先制点のアシストや自らのトライを奪うなど大活躍を見せた。トライ後の力の篭ったガッツポーズは印象的なシーンだった。その道を揺ぎ無く邁進し続ける権丈組。早明戦でもその輝きに期待したい。


関連URL
早大ラグビー蹴球部公式サイト
関東ラグビーフットボール協会

(TEXT、PHOTO=平野峻)

 


 
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