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2007/11/25 [ア式蹴球部]

関東大学リーグ最終節、法政大に1-0で勝利。

 
 
 
早大
1
0-0
0
法政
1-0

関東大学サッカーリーグ戦 第22節
早稲田大学×法政大学
11月25日(日)
西が丘サッカー場

 11月25日、西が丘サッカー場にて、関東大学サッカーリーグ最終戦、第22節早稲田大学対法政大学の試合が行われた。前節の駒澤大学戦では自慢の攻撃力で相手を圧倒し、5−1と快勝した早稲田。最終節を待たずに優勝の可能性はなくなってしまったものの、良い流れのままインカレへとつなぐためにもリーグ戦最終節は確実に勝利で飾りたいところである。今節の相手は今年も2戦2敗と苦手としている法政大学。常に早稲田の前に立ち塞がってきた強敵だ。第21節を終えて早稲田が勝点40で3位、対する法政大は勝点41で2位につけており、勝ったほうが準優勝という互いに負けられない一戦となった。

  スタメンには塗師亮(スポ3)が復帰。この日は集中応援日ということで、早稲田サポーターの声援が場内に響き渡る中でのキックオフ。開始直後から法政大は果敢にシュートを放つ。まず3分に右サイドからのクロスをFW稲葉久人がヘディングシュート、6分にはU−22日本代表である本田拓也のスルーパスを受けた山本孝平のシュートが早稲田ゴールを襲うが、どちらも枠の外へ。一方の早稲田は13分にエース渡邉千真(スポ3)がチーム一本目のシュートを放ち流れを引き寄せると、キャプテン兵藤慎剛(スポ4)もピッチを縦横無尽に走り回りチャンスを演出する。21分には兵藤→山本脩斗(スポ4)→中野遼太郎(スポ1)とつなぎゴールに迫る惜しい場面も見られた。また、この日は鈴木修人(スポ4)と中野の両ボランチが積極的に攻撃参加。32分には鈴木の得意とするミドルシュートが炸裂するが得点には結びつかず、一進一退の攻防となった前半は0−0のまま終了した。

 後半、一際輝きを放ったのは鈴木だった。57分、山本がペナルティエリア手前のやや左の位置で倒されFKを得ると、鈴木の右足から放たれたボールは鋭く低い弾道を描きキーパーの手前で落ち相手ゴールに突き刺さった。貴重な先制ゴールを決め勢いに乗った鈴木は、73分には兵藤からのクロスに合わせシュートを放つなど躍動する。79分には相手のミスを突いた兵藤が抜け出し、最後は相手3人に囲まれながらもシュート。これはキーパーのファインセーブで得点にはならなかった。その後も早稲田は守りに入りすぎることなく攻撃を仕掛け続ける。84分に本田拓也がレッドカードで退場し10人になった相手に対し、早稲田は86分、渡邉に代え島村毅(スポ4)を投入し追加点を狙う。87分には中盤でパスを受けた山本が個人技で切れ込みシュートを放つも、力んでしまったのかボールは浮いて枠をとらえられない。結局、後半ミスが続きペースを掴めなかった法政大の反撃を許さず、鈴木のFKによる1点を守り切った早稲田が1−0で勝利した。

 90分間攻めのサッカーを貫き、ついに強敵法政大学から勝利を収めた早稲田。この日チーム最多の5本のシュートを放ち決勝ゴールを決めた鈴木を筆頭に、早稲田の選手達のプレーには勝利への強い気持ちが表れていた。念願の法政戦勝利という形でリーグ戦全日程を終了した早稲田は優勝した明治大とは勝点差2の準優勝。残念ながら優勝にはあと一歩届かなかった。なお、ベストイレブンには主将としてチームを牽引した兵藤と、20得点の活躍で二年連続得点王に輝いた渡邉の二人が選ばれた。「黄金世代」と呼ばれる4年生が率いる今年のチームで臨む戦いもインカレを残すのみ。リーグ戦の悔しさを胸に、チーム一丸となって頂点を目指してほしい。


【第56回全日本大学サッカー選手権大会グループリーグ日程】
  12月19日(水)・・・早稲田大学VS東北学院大学
  12月21日(金)・・・早稲田大学VS静岡大学
  12月23日(日)・・・早稲田大学VS桃山学院大学
   会場・・・東員町スポーツ公園陸上競技場(三重県)

 

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=岡崎聡、PHOTO=神崎風子、五十嵐文子)
 


 
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