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2008/5/4[ヨット部]

ヨット部試乗会探訪

 
セッター北沢
 

 
安定したプレイを見せた松永健太
 

 

 4月13日(日)。ヨット部による新入生向けの試乗会があるということで、18名の新入生と共に、代表と私は神奈川・葉山の森戸海岸に降り立ちました。

 浜には日大・青学・東大・明治・理科大とかかれたヨットと、ストレッチや出航準備をするの他大の部員さん達がいっぱい。4月26日からの全日本インカレ予戦に向けて練習中だとか。そんな中早稲田は浜にビニールシートを広げ、お昼を食べながら新入生と歓談。ヨット推薦以外の部員は取らず、勿論試乗会など行わない部もある中、経験者と未経験者の数が半々の早稲田は5回のインカレ優勝の実力を持つ強豪です。それは大学からヨットを始めようとする新入生をウェルカムし、きめ細かな新人教育をする面倒見の良さと「量も多く質も高い練習」(神谷航路主将、スポ4)の賜でしょう。この日も「今までは新体操をやっていたが、新しいスポーツをやってみたいと思って参加した」という新入生がいました。

 新入生達はこれから乗せてもらう「470(ヨンナナマル)」という、オリンピック競技に使われるヨットの乗り方を浜で教えてもらいます。ちなみに呼称はその全長から付いたそうです。風速7〜8mの強い風が吹いていたので、ハイグアウトという、船外に大きく体を反らせて船のバランスを取る動作も練習しました。「魂〜spilit of waseda〜」とかかれた赤いライフジャケットを着たら準備完了です。まずは浜から『紺碧』という青いモーターボートに乗って、OBの方々が江ノ島近くから操縦してきて下さったクルーザー『稲魂』に乗り込みます。

 代表と私も『紺碧』に乗せて貰いました。頼もしく操縦する部員さんにドキドキ。というか跳ね上がる船体にハラハラ!!猛スピードでクルーザーに向かうスリルに、思わず叫んでしまいました。初めて、高校生の時に思い描いていた「大学生っぽさ」が達成された瞬間でした。

 『稲魂』に乗り移り、右手に由比ガ浜、正面には江ノ島を臨みながら、部員さんの乗るヨットと併走します。『稲魂』も風の力のみで走るので、方向転換をする度に帆の向きを変え、船のバランスを取る為に乗っている人達も反対側へ移動します。初めは恐る恐る歩いていた私達でしたが、お菓子を頂き景色を眺めたり、OBの方と一緒に舵をとらせてもらったりしているうちに、すっかりリラックスしていました。

 いよいよ、新入生達は『紺碧』に乗ってそれぞれヨットへ移ります。波に濡れながらも笑顔で風を感じている姿を見届け、私たちは『紺碧』で追走しました。写真を撮りつつも、代表と私が終始はしゃいでいたのは言うまでもありません。

 3時間の湘南クルーズ、ヨット体験はあっという間。堪能した後は、浜でバーベキューを振舞ってもらいました。「とても楽しかった」と新入生は満足そうにお肉を頬張りながら話していました。新歓係の鈴木恵詞(スポ3)さんが「早稲田にヨット部があると知って貰えただけで満足です」と最後にご挨拶していましたが、彼らはヨットの魅力を十分に知ることができたに違いありません。今日参加した1年生達が新たに日本一を目指す頼もしいクルーになることを予感しつつ、ちゃっかり一枚肉を2枚頂いた代表と私は帰路につきました。

関連URL
ヨット部ホームページ

(TEXT、PHOTO=田辺里奈)
 


 
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