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2008/8/26 [漕艇部]

女子クォド7連覇達成、男子エイト3位に終わる

国士舘戦

  8月とは思えない寒空に加え、雨もちらつく中、第35回全日本大学選手権大会が 埼玉県・戸田ボートコースにて行われた。前日までに行われたレースで早稲田大 学漕艇部は決勝に男子2つ、女子4つの計6レース進出した。しかし、この寒空が影 響したのだろうか、優勝1つ、2位4つ、3位1つという早大クルーにとっては不本意 かと思われる成績で今大会を終えた。

  田邊佳奈子(スポ4)が出場した女子シングルスカルは、1000メートル地点までリ ードを奪う好調なレース展開であったが、終盤、力尽きてしまい2位に終わった。 レース後見せた田邊の涙は今回のレースにかけていた意気込みを思わせるものであった。

国士舘戦

 昨年7連覇を阻まれた女子ダブルスカルは序盤からリードを奪われる苦しい展開であり、 粘りは見せたものの終わってみればトップに6秒近いタイム差をつけられての2位にという結果となった。 昨年と同じ明治大学のペアに敗れたということもあり、じつに悔しいレースであった。女子舵手なしペアも2位であった。しかし、今回7連覇がかかっていた女子舵手付きクォドプルは終始リードを奪 う安定したレース運びで優勝し、7連覇を達成した。表彰式で見せたクルーたちの 笑顔は寒空に負けないはじけたものであった。


国士舘戦

 男子舵手付きペアは午前最初の決勝種目であったが、1位に1秒をきる僅差での2 位という悔しい結果になった。最終レースとして行われた花形、男子エイトはな んとしても日本大学の3連覇を阻止したいところであり、レース序盤は日大とトップ 争いを演じていた。しかし中盤に差し掛かると徐々にその差は開いていき最終 的には3位という去年と変わらない順位でレースを終えた。ゴール直後の水面をた たく仕草が彼らの悔しさを物語っていた。

 今大会を振り返ってみると、女子の3つの2位はいずれも明治大学に敗れ、男子の いずれのレースも日本大学に敗れている。今回の大会で男子、女子ともに超えな くてはならない壁というものがはっきりしただろう。だが、男子のエイトに4年 生が井出正敏(スポ4)しか出場していないように、今回の早大クルーは若いチー ムであった。それゆえ次の大会に期待のもてる結果でもあったとも言える。次こ そはひとつでも多くレースを制し、センターポールにエンジの早稲田の校旗を掲 げ、一回でも多く「都の西北」を私たちに聞かせてほしい。

関連URL
漕艇部ホームページ

(TEXT=鈴木雄介、PHOTO=田辺里奈、EDIT=池田恩)
 


 
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