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2008/9/8 [体操部]

美の競演 第60回全日本学生新体操選手権大会レポート

国士舘戦

 9月5〜7日の3日間に渡って、海老名運動公園総合体育館で第60回全日本学生新体操選手権大会が行われた。早稲田からは女子個人競技に小暮綾音(国教4)、井上実美(スポ3)、高橋麻理子(スポ2)の3選手が出場し、大会1日目にロープとフープ、2日目にクラブとリボンの演技を行い、その結果、井上と高橋がそれぞれ3日目の個人種目別決勝へと駒を進めた。

 昨年個人総合で優勝している井上は、クラブで優勝(14.925点)、フープは14.675点で3位、ロープは14.525点、リボンは14.100点で4位、また個人総合で4位と今大会も好成績を残した。先月行われた全日本新体操クラブ選手権では思い通りの演技が出来ず、試合が立て込む中心身共に疲れが溜まる状況であったが、「やりきりたい」という強い思いを持つ事でモチベーションを保ってきたという井上。今大会では良い緊張感の中思い切った演技を披露し、特に優勝したクラブでは「事前に提出した申告書通りの演技ができた。」とすっきりとした表情で語り、今大会に対する満足感が窺えた。

 また高橋は、クラブは13.750点、リボンは13.600点で7位、フープは13.225点で8位という結果となった。1、2日目の演技ではクラブ12位、リボン11位、フープ10位とやや出遅れてしまったが、緊張感を味方に変え見事に最終日にリベンジを果たした。この夏は大きな怪我をする事なく納得のいく練習が積めたという高橋。その成果が今大会で少しずつ出ていると実感したと言う。得意とするクラブ、リボンでは特にのびのびとした演技が印象的だった高橋には、今後の更なる成長が期待される。


国士舘戦

 今大会の結果から、井上と高橋は12月5〜7日に千葉ポートアリーナで行われる全日本新体操選手権大会の出場権を獲得した。今シーズン難度を上げるため新しい技にチャレンジしているという井上は、その新しい技を確実にした上で表現や芸術などの「自分のブランド」を明確にし、全日本選手権に臨みたいと今後の抱負を述べ、一方の高橋も「全日本選手権まで停滞するのではなく、前進して、一皮向けた自分を皆さんに見せたいです。」と頼もしいコメントを残してくれた。今後の彼女達の活躍に是非注目していきたい。

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(TEXT=神崎風子、PHOTO=田辺里奈、EDIT=池田恩)
 


 
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