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2008/9/12 [卓球部]

男子、埼玉工業大を完封 女子、古豪・専修大に苦勝

 
 

   国立代々木競技場第二体育館で開幕中の秋季関東学生リーグ戦第三日目、早稲田は男女とも3連勝を飾り、春秋連覇に着実に近づいた。

 “卓球の愛ちゃん”から真の早大部員に見えた瞬間だった。1番手・梶本麻莉菜(教4)が専大の杉本に3-2で勝利した後、福原愛(スポ2)は2番手で登場。1セット目は危なげなく奪取する。しかし続く2セット目で8-8となり、激しい攻めに回る田村(専大)にリーグ戦で初めて同点に追い付かれる。福原のピンチに、ベンチは熱い声援を送る。デュースに持ち込まれるも、ゲームポイントを握り12-10で勝利。セット間には櫻井茂雄監督や梶本主将からのアドバイスを真剣な表情で受け取り、続く3セット目では3点しか与えず、チームに星を付けた。仲間に祝福を受け、全日本を共に制した照井萌美(教2)とのダブルスに臨んだ。福原が鋭いサービスを送り、照井が返球を素早く叩き込むという勝利のパターンが冴え、ストレートで快勝。「(試合中のサインは、)どっちかが出すというわけではなく、お互いが出し合う感じですね。”こうして欲しい”などということも伝えています。」と照井は語った。しかし続く亀崎(スポ2)と梶本・小野(スポ2)組は点を重ねるもなかなかセットカウントに結びつかないという苦しい場面が訪れ、2セット連取されてしまう。ここでやはり流れを変えたのは照井。「勝負だったので。(オーダーが)後ろでも焦ってやるんではなく、いつも通りにできました。」結果、早稲田は4-2で勝利した。

 男子は、格下の埼工大にスキを与えず4-0で勝利。リーグ戦後に引退を迎える塩野真人(スポ4)主将と野口圭祐(教4)副将からは圧倒的な気迫が感じられ、足立智哉(スポ2)と1番手も務めた笠原弘光(スポ1)組がそれに応えた。明日は男子が専修大、女子は中央大と対戦する。

 また10日、心無い人によって選手の安全が脅かされるという事件が報道された。学生の手で運営され、競技に励む高校生 など多くの観客に開かれた大会であるだけに、このような事態が起こるのは悲しいことだ。選手たちは7日間の1分1秒を最高の状態で過ごすために、日夜練習に励んできた。日本のスポーツ界の発展を大いに扶助する学生スポーツの更なる飛躍のためにも、残りの4日間は多くの温かい目を期待したい。

関連URL
卓球部、稲門卓球会ホームページ

(TEXT=田辺里奈・池田恩、PHOTO=岡崎聡、EDIT=池田恩)
 


 
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