|
インカレで日本大に苦杯を喫した早稲田は、秋季リーグ戦第2日目に4−1で勝利し、1ヶ月前の借りを返した。
初戦から、競った試合となった。1番手の原田慎吾(スポ3)が、激しい打ち合いの末2セットを先取。2セット目においては、持ち味の速いテンポで攻め続け19-17でセットを奪う。しかしそこから盛り返され、惜敗。星を一つ献上したところで、笠原弘光(スポ1)がインカレで塩野真人(スポ4)主将をストレートで退けた明と対戦。立ち上がりは、珍しく緊張からか守りの体勢。しかし2セット目からは吹っ切れたかのように思い切って攻め、足にも軽さが戻る。明もコーナーへ叩き込む強打で応戦し、一進一退の攻防戦に。2-1のリードを守られるが、早稲田が誇る黄金ルーキーがここで引き下がるわけがない。明の厳しい強打に素早く反応し、完全に攻略する。フルセットへ突入するが、笠原に宿った気合は明を凌駕していた。12-10で勝利したのちは、いつも以上に力強くベンチとハイタッチ。チームに流れを引き寄せた。
リーグ戦直前にはスランプ脱出の好感触を語った塩野が、3番手で貫禄のストレート勝ち。不安視されていた足立智哉(スポ2)・笠原組のダブルスも、抜群のコンビネーションで積極的に攻め勝利した。5番手の御内健太郎(スポ1)にとって、インカレではアンカーで屈辱に涙しただけにどうしても勝ちたい試合。カットマンながら終始攻め込み、2セット目をラブゲームで封じるなど完璧なストレート勝ちを収め、リーグ戦2勝目を引き寄せた。
女子は、日体大との対戦。一番手照井萌美(教2)と木田恵子(スポ2)、5番手ダブルスの小野絵理香(スポ3)・田中彩能(スポ1)組が敗れ、2-3で背水の陣となるが、梶本麻莉菜(教4)主将が3-0で勝利しきっちり1点を返す。ラストの亀崎遥(スポ2)は、「ベンチにアドバイスしてもらったことを、強気でやっただけ」と無心でストレート勝ちを収め、ピンチを救った。
明日は男子が埼玉工業大、女子は専修大との対戦。油断は禁物だが、夏を越えて成長した己を各々が確信できるような、充実の内容にして欲しい。
関連URL
卓球部、稲門卓球会ホームページ
|
