WasedaWillWin.com
 
2008/9/28[ア式蹴球部]

関東リーグ第14節、明治大に0-1で敗れ、痛恨の連敗。

 
 
早大
0
0-0
1
明治大
0-1

関東大学サッカーリーグ戦
第14節
早稲田大学×明治大学
9月23日
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

  9月23日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にて、関東大学リーグ14節対明治大学戦が行われた。前節は法政大に惜敗し順位も8位に後退したア式蹴球部。しかし、3位駒澤大との勝点の差は3とまだまだ上位を狙える位置につけている。今節の相手は、昨年のリーグ戦覇者・明治大学。前期は10位と大きく出遅れたものの、後期は連勝スタートを飾っており本来の強さを取り戻しつつある。勝点16で並ぶ両チーム、勝ったほうが上位に近づく大事な一戦は1点を争う接戦となった。

 前節の負けを払拭したい早稲田は、中盤に中野遼太郎(スポ2)、幸田一亮(スポ2)の2年生コンビを起用。試合は序盤から早稲田ペースで進む。10、14分と立て続けに中川翔平(スポ3)が右サイドからの低く鋭いパスを受け、シュートを放ち相手ゴールを脅かす。この日の早稲田は、中盤でボールを回しパスを細かく繋ぐ落ち着いたプレーで攻撃を組み立て、試合の主導権を握る。後期未だ無得点のエース・渡邉千真(スポ4)がゴール前でパスを受け、積極的にシュートを放つ場面も多く見られ、ゴールは時間の問題かと思われた。しかし、ある程度ゴールへの形は作るものの得点を奪うことは出来ない。一方守備は、塗師亮(スポ4)らを中心に冷静なラインコントロールと組織的なディフェンスで明大に決定機を作らせない。前半唯一のピンチはロスタイム。9番・山田に中央から強烈なシュートを打たれるが、ここを伊藤拓真(スポ4)の好セーブで凌ぎ、早稲田優位の印象を残し、0-0で前半を終える。

しかし、後半は一転して明大が完全にゲームを支配。開始から、明大は立て続けにセットプレーを獲得し、勢いづき始める。自分たちのリズムを取り戻し、前半とは明らかに動きが変わった明大攻撃陣の前に、早稲田は度々バイタルエリア内まで進入され決定的な場面を作られるが、体を張ったディフェンスで明大の猛攻を辛うじて凌いでいく。引き分けが頭を過り始めた80分、明大の7番・増田のセンターラインよりやや後方からのスルーパスが前線に通り左サイドでボールを繋がれると、最後は山田に先制ゴールを許してしまう。残り10分で1点を追う形となった早大は、85分に皆川翔太(スポ2)、山中真(スポ1)を一気に投入。同じく77分から途中出場の松本怜(スポ3)のドリブルなどで反撃を試みようとするが、一度失った試合の流れを再び引き寄せる事は出来なかった。ロスタイム、ゴール前でFKを獲得しラストチャンスを得る。野田明弘(スポ2)が直接ゴールを狙うが、右足から放たれたボールは無情にもバーの上を通過し試合終了。2試合連続の一点差負けで2連敗となってしまった。

 前半、自分たちのペースで試合を進めながらも得点できなかった早稲田に対し、後半流れを引き寄せ、確実に得点し勝利を掴んだ明治。前節の法政大、今節の明治大とインカレ出場権を争う相手との直接対決を落とし、非常に手痛い連敗を喫してしまった。チャンスを確実にものにする決定力と、90分間守り抜く精神力。勝点3を掴むためには不可欠な要素だ。今のチームにはどちらもあと少し足りないように見える。このまま前期のようにズルズルと泥沼にはまることは、何としても避けたい。次節の相手は、3位以下を大きく引き離し2位を走る国士舘大学。上位チームから勝点をもぎ取り、浮上のきっかけを掴んでもらいたい。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=岡崎聡、PHOTO=神崎風子、EDIT=池田恩)
 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる