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2008/10/12[ア式蹴球部]

関東リーグ第17節、流通経済大に0−1で惜敗し、今季2度目の5連敗。

 

積極果敢なプレーでチームを引っ張っていた菅田恭介(人3)。

 
 

試合後、うつむいたままピッチを後にする選手達。次節こそは勝って笑顔を見せてほしい。

 
早大
0
0-1
1
流経大
0-0

関東大学サッカーリーグ戦
第17節
早稲田大学×流通経済大学
10月8日(水)
江戸川区陸上競技場



   10月8日、江戸川区陸上競技場にて関東大学リーグ第17節対流通経済大学戦が行われた。前節の神奈川大戦では、終了間際の失点で悪夢の逆転負けを喫し、現在4連敗中のア式蹴球部。前節から中2日という厳しい日程だが、何とか負の連鎖を断ち切りたいところである。対する流通経済大は、ここ2試合引き分けが続いているものの相変わらず首位を独走中。1ヶ月以上勝ち星から遠ざかっている早稲田にとっては非常に強敵であり、厳しい戦いが予想された。

 首位相手とはいえ、是が非でも勝点が欲しい早大だったが、いきなり出鼻を挫かれる。開始4分、左サイドでトラップミスからボールを奪われると、リーグ一の攻撃力を誇る流経大攻撃陣にあっという間にゴール前まで運ばれシュートを許す。一度はポストに救われるも、跳ね返ったところを7番・楠瀬に押し込まれ失点。早い時間帯の失点に、選手達も「切り替えていこう」と声を掛け合い、気持ちを切らさぬよう努める。反撃に出たい早大は直後の5分、ゴール前25m付近のFKから渡邉千真(スポ4)が強烈なシュートを放ち流経大ゴールに迫る。しかしその後は、相手の固い守備に阻まれ、バイタルエリア内に侵入することが出来ない。それならばと、27分には自陣からのロングボールを渡邉が頭で落としたところを中川翔平(スポ3)、32分には再び渡邉、35分にはカウンターから中川翔と、FW陣が強烈なミドルシュートを次々と浴びせるが、相手キーパーの好セーブもあり流経大ゴールをこじ開けられない。結局、早大は前半、ミドルレンジからのシュートを中心に合計9本のシュートを放ったが、得点には至らず1点ビハインドで試合を折り返す。

 後半、早大はボールを奪っても、ちぐはぐな攻撃が目立ち、フィニッシュまで持っていくことが出来ない。逆に、流経大にカウンターで攻め込まれる場面が時折あったが、それでもDF陣が粘りを見せ追加点は与えない。ベンチは、76分に皆川翔太(スポ2)、その7分後にはリーグ戦初出場となる栗田勇輝(スポ1)を投入し状況の打開を図る。81分には、ゴール前の混戦から菅田恭介(人3)がボレーを放つがゴールの上を通過。終盤は前節と同様岡根直哉(スポ2)を前線に上げ、最後の攻勢に出ようとするが決定機を創ることはできずに試合終了のホイッスル。終始余裕の試合運びを見せた流経大が勝利し、早大は泥沼の5連敗となってしまった。

 この試合でも、1点が遠かった早稲田。攻撃では、パスをつなぎゴールを目指すのか、ロングボールで勝負するのかなど、見ていて相手の崩し方が徹底されていない印象を持った。勝てない状況の中で、選手達に迷いが生じているのかもしれない。幸い、次の試合までは時間がある。チーム全体で今一度話し合い、システム、戦術等含め、チームに何らかの「変化」をもたらす必要があるように感じる。結果がついてきていないのは、このまま同じ戦い方を続けていてはいけないという何よりの証拠なのではないだろうか。この日も、83分に交代するまで流れを引き寄せようと必死のハードワークを見せていた菅田を始めとする、懸命にプレーする選手達の姿勢、気持ちは必ず今後につながっていくはずだ。次節からは、1部残留を争う12位の順天堂大、11位の東京学芸大との直接対決が続く。何とかしてチームを立て直し下位チームに連勝を飾り、降格争いから抜け出してほしい。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=岡崎聡、PHOTO=神崎風子、EDIT=池田恩)
 


 
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