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2008/10/24 [バスケットボール部]

リーグ戦終幕 インカレ出場権得るも、慶応に連敗

 
メンバーに指示を出す赤沼主将(中央)
 

   インカレへの切符は手にした。しかし2ヶ月間の戦いにスッキリと幕を引くことはできなかった。10月18・19日、国士舘大多摩キャンパスで行われた関東大学リーグ最終戦である慶応大との対戦で、2試合とも勝ち星を飾れずに終わった。2部リーグ首位となり1部昇格のチャンスを掴んだ慶応に対して、5勝9敗の5位で秋季リーグを終えた早稲田。しかし11月29日開催のインカレでの6年ぶりの表彰台、そして40年ぶりの優勝を目指して、早くもBIGBEARSは走り出す。

 ケガからの復帰後1週間が経った赤沼悠(商4)主将。ドクターストップは解除されたが負傷部分は未だひび割れており、痛み止めを飲みながらの出場となった。「今はあの程度の動きができるという感じ。まぁ本調子ではありません」と、対慶応大2戦目のプレーを振り返る。スターティング5は金井賢治(スポ2)、東達也(スポ3)、赤沼、久保田遼(スポ1)、相井大樹(教2)。第1クォーターから14-25とリードされる。相手のミスから得点へと繋げるチャンスを生かしきれず、第2Qも38-48で終える。流れを手繰り寄せたい早稲田だったが、慶応に次々と3ポイントを叩き込まれる。ゴール下の久保田のパスから相井が3ポイントシュートを決めるなど華麗な連携、「ああいう簡単なものを積み重ねられればこっちのもの」と自身も話したような赤沼の意地のシュートも見られたが、結局ゲームをひっくり返せずに94-112で敗れる。「ひどかった。意識的か無意識なのか分からないが、勝ちへの執念が見られなかった。個人的には今日みたいに自分がディフェンスの仕事をやるのは、あまり良いことではないと思う」と、チームを叱咤した。

 9月から戦い抜いたリーグ戦を赤沼は、「悪かったのは、勝てなかったこと。けが人も出たが、それは言い訳。下級生主体のチームなので、戦術の理解が深まったことは主将として評価できる」とコメント。1ヵ月後にはインカレの舞台を控える。「目標は優勝ですが、1つ1つをとって、自分たちがやるべきことを浮き彫りにしていくことも大切。それが来年に繋がるし、4年生としての務めだと思っているので」。赤沼は決して派手なこと、無理なことは言わない。どんな状況でも自分の最善を尽くすこと、目の前のやるべきことを粛々とこなすこと。それこそが「勝利への執念」であり、チームに共有された時には眩しい輝きを放つことだろう。少なからずあったリーグ戦の収穫を糧にして、一丸となって日本一の壁に挑戦して欲しい。

試合情報
第60回全日本大学バスケットボール選手権記念大会     
11月29日(土)〜12月7日(日)    
於:国立代々木競技場第二体育館、横浜文化体育館

関連URL
バスケットボール部OFFICIAL WEBSITE

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(TEXT・PHOTO=田辺里奈、EDIT=岡崎聡)
 


 
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