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2008/11/20 [米式蹴球部]

米式蹴球部、決戦の日「1123」
日本大学戦へ向けたチームの熱き想い

 米式蹴球部「ビッグベアーズ」がいよいよ決戦の日「11・23」を迎える。03年の準決勝、延長で東海大に敗れて以降、5年連続で毎年この日にシーズン終了となっている。昨年もブロック最終戦で甲子園ボウル2連覇中だった法政に5度の延長タイブレイクまで食い下がりながらもやはり壁を打ち破ることができなかった。

 
 「6度目の正直」はなるか。立ちはだかるのは日本大学フェニックス。甲子園ボウル制覇18回、そして3連覇を含む4度の日本一の実績を誇る学生アメフト界屈指の名門だ。
 今季リーグ戦では突出した選手層の厚さを誇示するかのように頻繁にメンバーを入れ替える上に、基本的な戦術に終始しているため、その真の実力は計り知れない。個々のマンパワーでは劣勢を強いられる我がビッグベアーズ。「準備」と「総合力」、そして最後は「闘争心」で悲願の「Over the 1123」となるか。果たして勝機は?
 

選手コメント

 
主将 趙 学来(政経4)
OL・背番号77

◆主将 趙 学来◆
 昨年の11月23日に新チームが発足してから、常に日大を意識して何事にも取り組んできました。  
 特に今年はフィジカルとファンダメンタルに対して徹底的にこだわって来ました。 また、「気持ちを全面に押し出し、120%で最後までプレーをする」ということを我々のフットボールにおける理想としたため、辛い練習の日々が続きましたが、下級生の元気にも後押しされ、それもリーグ戦を通じてようやく形になってきたと思います。 全ては11月23日を越えるために「特別に」取り組んできたことです。 例年とは一味違う早稲田で、必ず日大に勝ちたいと思います。
 また私自身、高校時代に日大三高に負けて引退しています。しかも、怪我のためその試合に出れませんでした。 負けて得たことは一つもありません。 大学でフットボールを始めた理由も、日大を倒して日本一なるという夢を叶えるためです。 なのでフットボール人生の全てをかけて次の試合に臨みたいと思います。応援よろしくお願いします。

 
副将 伊藤明人(商4)
DL・背番号92

◆副将 伊藤明人 ◆
    日頃からのご声援、誠にありがとうございます。秋合宿も終わり、日大戦まで残り一週間をきりました。ここからさらにチームを引き締め、早稲田が今まで越えられなかった11月23日の壁を必ずや越えてみせます。是非会場に足を運んでいただき、応援をよろしくお願いします。

◆副将 木村洋 ◆
    宿敵法政に敗れたあの日から一年、今年はすべてこの日大戦の為に、厳しいトレーニングも、幾多ものミーティングも行ってきました。まずはここまで来ることが出来たことを、チームを支えて下さったすべての方に感謝したいです。そして、辛いこともたくさんあった中で、歯を食いしばってついてきてくれた三年生以下の部員に感謝したいです。自分どうこうではなくて、後輩達の顔を見るために「こいつらを勝たせたい」と、今はそう思います。彼らのためにも、今年の1123は必ず特別なものにしなくてはいけません。皆様のご声援、よろしくお願い致します。

 
副将 木村洋(政経4)
WR・背番号81

◆副将 森西悠樹◆
  11月23日は私達にとって特別な日で、部に入部してから一度もこの日に勝ったことがなく、先輩が引退していきました。 その特別な日に全勝で王者日大に挑みます。 日大は体も大きく、スポーツ推薦で集められた選手ばかりです。 それに比べたら早稲田は色々なバックグラウンドを持った選手が集まってやっています。 だからこそ勝つための取り組みや準備、何よりも気持ちで負けていないと思います。 必ず下馬評を覆し、11月23日は早稲田が勝ちます。
 

 
副将 森西悠樹(商4)
RB・背番号43

 データ上の攻守比較では、獲得(喪失)距離、得失点とも両軍に大差はない。しかし、大きな違いが出ているのが「ターンオーバーマージン」。試合中に攻撃権を奪った回数から失った回数を差し引いた数値で「ビッグプレー指数」ともいえる。リーグ1位の+15(獲得16、喪失1)の早大に対し、日大は+1(獲得9、喪失8)としばしばミスが出ている表れでもある。大一番でのミスは真に命取りになる。早大攻撃陣はボールを死守しながら時間のコントロールを。早大守備陣はこれまで同様果敢に相手ボールを狙っていけるか。これも勝敗を分ける重要なポイントだ。
 あとはキッキングゲームだが、ここは両軍互角か。これまでの「11・23」もキックが明暗を分けてきた。初の甲子園ボウル出場を果たした02年は神(現 日下RBコーチ)のサヨナラFGで法政を撃破したが、05年、07年は痛恨のFG失敗で涙を呑んだ。ここまでスコアリングキック部門でリーグ1位の46得点を叩き出している#81木村。キッカーの重責は痛いほど分かっている。勝機があるとすれば守備が健闘してロースコアの接戦に持ち込む展開であろう。最後の最後、木村の右足に命運を託すことになるかもしれない。
 みどころたくさんの1123早日戦。みんなでアミノバイタルフィールドに行って、ビッグベアーズに声援を送ろう!

【2008年度 関東大学アメリカンフットボールリーグ戦】
【対戦】早稲田大学 対 日本大学
【日時、会場】13:45〜 @東京都府中市アミノバイタルフィールド 

関連URL
早稲田大学米式蹴球部公式サイト

 

(TEXT、PHOTO=米式蹴球部提供)
 


 
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