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ボランチでスタメン出場が続いている奥井諒(スポ2)。 2年目の飛躍に期待だ。
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3試合連続無失点の鉄壁の守備を支える岡根直哉(手前)と服部大樹(奥)の両CB。
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関東大学サッカーリーグ戦
第3節
早稲田大学×法政大学
4月22日(水)
江東区夢の島競技場
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4月22日、江東区夢の島競技場にて関東大学リーグ第3節対法政大学戦が行われた。前節の中央大戦では安定した試合運びで3-0と快勝し、新シーズン好調な滑り出しを見せたア式蹴球部。今節の相手は法政大学。ここ3年の対戦成績は、リーグ戦での昨年の2敗を含め2勝7敗と分の悪い相手だ。宿敵を倒し、チームの勢いを更に加速させることは出来るのか。やや強い風が吹く中行われた試合は、1点を争う接戦となった。
この日の早大は、荒れたピッチ状態を考慮し、いつものような足元での細かいパスでなく浮球の縦パスを中心に攻撃を展開。立ち上がりはボールが両陣営を行き交うが、奥井諒(スポ2)のドリブル突破や松本怜(スポ4)のサイドからのクロスなどで流れを引き寄せると、次第に攻撃のエンジンがかかり始める。16分、松本のクロスに菅田恭介(人4)が体を投げ出し飛び込む。これは合わなかったが、ゴールへの積極性を示す。28分には相手DFのクリアボールを拾った中川翔がシュートを放つが、惜しくも枠を外れてしまう。さらに36分、自陣の奥井からのロングフィードのボールが前線の中川翔に通ると、ドリブルでゴール前まで持ち込みシュート。これも一度は相手に阻まれるが、こぼれ球を後方から走り込んできた松本が豪快に決めゴールネットを揺らす。松本の2戦連発となるゴールで貴重な先制点を奪った。結局、前半だけで10本ものシュートを浴びせた早大が1点をリードし、勝負は後半へ。
早大が風下となった後半は法大が盛り返す。中盤での素早いプレスに攻撃を封じられた早大は、守勢に回る時間が多くなる。それでも簡単に崩れないのが今年の早大。前線の選手を含めた全員が連動したディフェンスで、自陣に攻め込まれてもラストパスを通させず決定的な場面を作らせない。逆にカウンターから野田明弘(スポ3)の裏を狙ったスルーパスや、途中出場の胡桃澤祐也(スポ3)の左サイド突破などで追加点を狙うが、こちらも決定機は生まれず。試合中盤以降も我慢の時間帯が続いたが、決して集中を切らすことなく粘りの守備を見せる。87分に迎えたゴール前でのFKのピンチも、法大・阿部の直接狙ったボールはバーの上を通過。虎の子の1点を守り切った早大が1-0で辛くも勝利。見事、開幕3連勝を飾った。
前節から中3日と体力的にもやや厳しい試合であっただろう今節。それでも早稲田は、後半こそ相手のペースに引き込まれながらも、堅実な守備で最後までゴールを割らせずしっかりと勝点3を手にした。この日のような1点差ゲームをものにできることが、今年のチームの強さを物語っているように思える。攻撃面では前半多く訪れたチャンスを確実に得点に結びつけ、守ってはこれで3試合連続での無失点。攻守ともに安定したプレーが続いており、チーム状態は良好と言えるだろう。
チーム一丸となった戦いぶりで鮮やかなスタートダッシュを決めた早稲田。次節は昨年のリーグ戦王者流通経済大学との対戦となる(4月30日、埼玉スタジアム2002第3グラウンド、13:50キックオフ)。昨季までのレギュラーの多くが抜けたものの、今季もここまで早大と同様3連勝中とその強さは健在。この勢いのまま一気に突き進みたい早稲田にとって、次は真価の問われる一戦となりそうだ。
関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト
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