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2009/5/13[卓球部]

春季関東学生リーグ戦連覇に向け、一歩二歩
男子は埼工大、女子は中央大から2勝目奪取

 
中島未早希(スポ1)は、攻撃的な卓球が持ち味。
 
2番手・御内健太郎(スポ2)は、留学生・胡に3-0で勝利。

 5月12日、今年も春季関東学生卓球リーグ戦が代々木第二体育館で開幕した。日本人選手の活躍に列島が沸いた世界卓球は閉幕したが、卓球の試合で「最も熱い」としばしば言われるのは本リーグ戦。校歌斉唱から始まり、自チームが得点をあげる度に各校ベンチは雄叫びを上げて“狂喜乱舞”する。独特の雰囲気に飲まれてしまう者、団体戦のプレッシャーを楽しんでエールに背中を押される者、それぞれのドラマが毎年この“聖地”で生まれる。昨年度春季リーグのアベック優勝校である早稲田は、それぞれが全力で勝負し、一丸となって春連覇という目標に向かって全7戦を戦い抜く。初戦は、男子は筑波大、女子は青山学院大に対して4-0の完封勝利を収め、好スタートを切った。

 2日目の13日、女子部は中央大と対戦した。3人の新入生がメンバー入りし、前評判通りの活躍を果たした。注目株の中島未早希(スポ1)は2番手で出場。緩やかなループを描くドライブと強打を巧みに織り交ぜて相手を翻ろうし、3-2で勝利する。続く4番ダブルスでは加藤充恵(スポ1)・リーグ戦初出場となる奥田のはら(教1)組が3-1で勝ち、チームに貴重な一点をもたらした。チームポイント4-0で勝利。

 男子部は埼玉工業大に対し、今大会も全勝を狙う笠原弘光(スポ2)が1番手で勝利し流れを作る。3番手の浅沼慎也(スポ3)が惜しくも2-3で敗れるものの、続く4番ダブルスの足立智哉(スポ3)・笠原組、シングルスでも安定感を見せた5番・足立が勝利し、チームポイント4-1で2勝目をあげた。

 最終日の20日は、男子は世界選手権メダリストの水谷(2年)を擁する明治大、女子は世界選手権出場の石垣(3年)、全日本学生選手権(以下、全日学)2位の山梨(4年)、世界大会での経験が豊富な小野(4年)らが所属する淑徳大と戦う。この7戦目までに無傷で駒を進めることが連覇の必要条件となる。一つ目の山場は、15日の第4戦目だろう。男子には全日本学生選手権ベスト8の瀬山(3年)らの中央大、女子には昨年も難敵となった東京富士大がワセダの前に立ちはだかる。要求されるのは、一人ひとりが強い気持ちを持って挑み、確実に一点を取ること。それは誰よりも選手自身が感じていることだ。新生卓球部が、昨年とは異なるメンバーで、昨年と同じ目標に向かって力強く歩む姿を応援したい。

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早稲田大学卓球部

(TEXT・PHOTO=田辺里奈)
 


 
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