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2009/5/24 [野球部]

リズムに乗り切れず痛すぎる敗戦
春季リーグ戦早明戦2回戦

 
ナイター試合の神宮球場
 
連投の斉藤佑樹(教3)の制球は定まらなかった。
 
W杯にも負けない早稲田応援席
 
チャンスを作るも、あと一打が出ない。
 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
H

死四球

早大
0
0
0
0
0
0
2
0
1
3
7
1
明大
1
1
0
0
1
0
1
1
×
5
9
5
 
2009年春季リーグ戦早明戦2回戦
早大×明治大
5月17日明治神宮野球場
 
打順
守備
名前

学年学部

(二)
渡邊 侑也
スポ2
(遊)→三
宇高 幸治
スポ3
(右)
土生 翔平
スポ2
(一)
原  寛信
文3
(左)
山田 敏貴
社3
(捕)
杉山 翔大
スポ1
(中)
小島 宏輝
社4
(三)
後藤 貴司
社3
  (投)
斎藤 佑樹
教3
松下 建太
スポ4
池下 弘晃
社4
大野 健介
社3
松本 歩己
スポ2
佐藤  泰
人3
川西 啓介
社2
藤原 誠人
政経4
山川 陽祐
社4
松永 弘樹
スポ3

 早稲田は前日116球を投げたエース斎藤佑樹(教3)の連投となった。1回戦の結果は7-0。神宮デビューから負けなしでリーグ戦9連勝中だった、明治のエース野村を打ち崩し崩しての勝利だっただけに、2回戦もそのままの勢いで勝利を掴みたかった。が、この試合はいつもの早稲田らしさが見られなかった。この敗戦で春季リーグ戦優勝の可能性が消えた。この試合を決定づけたのは明治の「執念」と「辛抱強さ」だ。

 試合を象徴していたのは7回の攻防。表の攻撃の早稲田は小島宏輝(社4)の2塁打と山川陽祐(社4)のデッドボールで2点を返す。1点差の1アウト満塁のチャンスで少なくとも同点に追いつきたかった場面で、この試 合唯一の併殺打。渡邊侑也(スポ2)の打球はピッチャーゴロでこのチャンスを逃してしまう。一方の明治は裏の攻撃で、0安打で1点をもぎりとった。この回リリーフした池下弘晃(社3)は先頭バッターをフォアボールで塁に出してしまう。盗塁と遊ゴロ崩れで3塁まで進んだランナーを明治の難波がスクイズで1点を奪った。

 満塁で2点しか取れなかった早稲田と、ノーヒットで1点を取った明治、この試合のハイライトとも言える7回だった。 この試合で明治は3盗塁、7犠打を成功させた。一方の早稲田は0盗塁、0犠打だった。


 投打の流れが悪かった。明治打線を三者凡退で抑えたのは6回裏のみだった。そして、7回の表に初の得点をあげている。先発の斎藤佑樹は好調時のストライク先行のピッチングができず、カウントを悪くして得点を許した。この試合で勝敗を分けたのは、辛抱強い明治のバッティングだ。明治は早稲田の投球を見極め、なかなか手を出してこなかった。一方の早稲田のバッティングは早打ちが目立った。カウントを悪くして追い込まれてからのバッティングが非常に多かった。自分のカウントで勝負できたかどうかに勝敗の分かれ目があった。




 

明治の好投に苦しむ




 明治の先発・難波は粘り強く、要所で締めるピッチングで早稲田に隙を与えなかった。9回には前日の登板で早稲田に打ち込まれ、リーグ戦初黒星を喫した野村がリリーフし、満塁の場面で、最小失点に抑えた。早稲田は斎藤佑樹でどうしても欲しかった勝利だったが、エースをリリーフで投入した明治の「負けられない」という「執念」を感じる采配だった。好調を維持する明治の2年生エース2人野村・難波から今後も目が離せない。

 翌日3回戦は福井優也(スポ3)の粘投により4−2で勝利した早稲田だが、 今シーズンの早稲田はイマイチ乗り切れていない。2回戦では池下弘晃、大野健介(社2)が神宮デビューを果たした。今後の厚い投手陣の充実が期待できる。再び圧倒的な強さを見せつけるワセダを取り戻すために、5/30(土)〜の早慶戦での勇姿に期待したい。

関連URL
早大野球部公式サイト

(TEXT、PHOTO=鈴木陽平)
 


 
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