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2年目で完全にレギュラーに定着した山中真(スポ2) 攻守ともに精力的に動き回り、チームを支える。
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2試合連続でゴールを決めた富山貴光(スポ1)。 普段と異なるシステムでの1トップも無難にこなした。
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総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント
Eブロック 関東大学代表決定戦
早稲田大学×筑波大学
6月14日(日)
中央大学多摩キャンパスサッカー場
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6月13〜14日、全国の舞台への挑戦権をかけた戦い、第33回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東代表決定戦が行われた。
13日、早大東伏見サッカー場で行われた2回戦。2部リーグ前期3位の青山学院大学との対戦となった早稲田は、格下を相手に力の差を見せつけたいところだったが、序盤から前線になかなかボールが収まらず苦戦を強いられる。それでも後半20分、野田明弘(スポ3)の左CKからのクロスに富山貴光(スポ1)が頭で合わせ先制。しかし39分、ゴール左の好位置からのFKのこぼれ球を押し込まれ同点に追いつかれると、試合は前後半10分ずつの延長戦に突入。運動量が落ち、勝利への糸口が見えずに苦しむチームを救ったのは山中真(スポ2)。延長終了間際の19分、右サイドからのパスを受け自ら持ち込むと、エリア外ながら右足を一閃。放たれたボールは豪快にゴールネットを揺らし、110分に及ぶ激闘に終止符を打った。早稲田が苦しみながらも2-1で勝利し、ブロック代表決定戦進出を決めた。
翌14日に中央大学多摩キャンパスサッカー場で行われた筑波大学との決勝。早稲田は、畑尾大翔(スポ1)を中盤の底のアンカーの位置に置く4-5-1のシステムを採用。前日の劇的勝利の勢いのまま試合の主導権を握りたいところだったが、12分、ゴールから20m近く離れた右サイドよりの位置から筑波大・山越に強烈なミドルシュートを決められ先制を許してしまう。早めに追いつきたい早大は、この試合左サイドで先発起用された奥井諒(スポ2)のドリブル突破などから相手のサイドを崩しにかかる。しかし、前日の試合の疲労のせいか、選手達の動きは重くゴールを割ることは出来ない。すると40分、筑波大の高い位置からのプレスに苦しみながらも懸命に耐えていた守備がこらえきれず、10番・小澤にキレのあるドリブルから追加点を奪われる。集中力の切れた早大は、その4分後にもまたしても小澤の突破にDFラインがズルズル後退し、痛すぎる3点目を献上。ペースを握れないまま3点ビハインドで試合を折り返す。
早大は後半開始から、この日ベンチスタートとなっていた松本怜(スポ4)をピッチに送り込む。待望の瞬間は54分、CKから相手ゴールに迫ると、クリアボールを奥井が拾い最後は富山が押し込み1-3。その後も攻めるしかない早大は、積極的に相手にプレッシャーをかけボールを奪うと、サイドに展開しチャンスを作る。だが、相手DFにことごとく跳ね返され得点には結びつかない。62分には奥井に代え中川翔平(スポ4)を投入し本来の4-4-2に布陣を変更。66分には、自陣からのゴールキックのセカンドボールを中川翔が拾うと、そのまま右サイドを駆け上がり中央にグランダーで折り返す。これに胡桃澤祐也(スポ3)が飛び込むが惜しくも合わず。すると70分、逆に前のめりになったところを筑波大に突かれ、小澤にこの日2点目となるゴールを許し再び3点差。最終ラインから小川諒(スポ3)や野田が声を出し必死にチームを鼓舞するなか、意地を見せたい早大は89分、右サイドの野田からのセンタリングを山中がヘディングで叩き込み1点を返すも、前半の大量失点が響き結局2-4で無念の敗戦。昨年に続いての総理大臣杯本戦出場は叶わなかった。
前日にほぼ主力メンバーで延長戦を戦った早稲田と、2回戦では主力を温存し万全の状態で臨んだ筑波大とのコンディションの差の影響もあり、この試合では攻守ともに筑波大が一枚上手であった。それでも、後半気持ちを切り替え、2点を返すことが出来たのは、チームとして自力がついてきている証だろう。この敗戦を無駄にせず、今後の成長の糧としてほしい。
悲願のタイトル獲得へのチャンスを逃してしまったのは残念だが、下を向いている暇はない。28日には、絶対に負けられない早慶戦が控えている。今年も両校の意地とプライドをかけた激しい試合が繰り広げられるに違いない。6月28日(日)は是非とも国立競技場に足を運んで、ア式蹴球部の選手達に心からの熱い声援を送って頂きたい。
関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト
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