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スーパーゴールを決めた菅井順平(左から2番目)のもとに駆け寄る選手達。
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勝ち越し点を挙げた富山貴光(中央)。試合後は、応援に駆け付けた応援部とともに『紺碧の空』を斉唱。
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関東大学サッカーリーグ戦
第5節
早稲田大学×流通経済大学
5月3日(月)
駒沢陸上競技場
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5月3日、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場にて関東大学リーグ第5節対流通経済大学戦が行われた。前節は、強豪・中央大学を相手に終了間際の幸田一亮(スポ4)のゴールで引き分けたア式蹴球部。中3日で迎えたこの試合は、昨年度のリーグ戦覇者・流通経済大との対戦だ。勝ち点7で並ぶ両チームにとって上位生き残りをかけた負けられない一戦は、1点を争う緊迫した展開となった。
試合は立ち上がりから流経大がやや押し気味に進める。対する早大は14分、山中真(スポ3)がドリブルでバイタルエリアに侵入し、ゴール前の混戦から小井土翔(教3)、富山貴光(スポ2)が続けざまにシュートを放ちゴールを狙う。すると、このプレーで得た右CKから野田明弘(スポ4)がゴール後方のスペースにクロスを上げると、走りこんだ菅井順平(スポ2)がドンピシャのタイミングでダイレクトボレーをゴールに突き刺し1−0。早大が、先日の法政大戦でも決めた相手の意表をついたセットプレーで貴重な先制点を挙げる。しかしその2分後、ゴール前でのクリアボールがルーズになったところを14番・関戸にヘディングで押し込まれ同点に追いつかれてしまう。その後も、ロングボールを効果的に使いながら攻め込んでくる流経大の前に度々ピンチを迎える。ロスタイムには左サイドを突破され11番・武藤に強力なミドルシュートを浴びるが、ここはGK菅野一弘(商4)がファインセーブを見せ、1−1のまま前半を終了する。
相手に傾きつつあった流れを変えたい後半。再び試合が動いたのは60分。ゴールに近い高めの位置でスローインを得ると、野田が放り込んだボールに富山が鋭く反応し右足を一閃。ボールはゴール隅に吸い込まれ、早大が1点を勝ち越す。そして中盤以降は、早大にとって我慢の時間帯が続く。ロングスローやロングボールを多用してくる相手に対し、早大はCBの小川諒(スポ4)の高さを生かしたディフェンスなどで対抗。再三のピンチも、FWも一体となった全員守備で辛うじて凌いでいく。結局、流経大に押し込まれながらも後半はゴールを割らせなかった早大が逃げ切り2−1で勝利し、勝ち点3を手にした。
相手にゲームを支配される時間の方が長かったものの、数少ないチャンスを確実に得点に結びつけた早稲田。終盤の流経大の猛攻をしのぎ、苦しみながらも掴んだこの一勝は、チームの地力はついてきていることを証明する価値ある一勝と言えるのではないだろうか。長いリーグ戦において、常に自分達のペースで試合を進められることはそう多くはない。この試合のように相手のペースになっても粘り強く90分間戦い抜き、着実に勝ち点を拾っていくことが優勝や上位進出の条件となる。第5節を終え、勝ち点10で3位と好スタートを切った早大は、次節連勝を目指し、8位・筑波大との対戦(5月9日、NACK5スタジアム大宮)に臨む。
関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト
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