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2010/9/25[ア式蹴球部]

絶対に負けられない今季3度目の早慶戦!!
関東リーグ第15節 ライバル・慶應大に0-3で完敗

 

MFの柿沼貴宏(教3)。
サイドからいくつか決定機を生み出した。

 
 

4試合連続スタメン出場で定位置を掴みつつある島田譲(スポ2)。攻撃の起点となれる貴重なレフティーだ。

 
早大
0
0-1
3
慶大
0-2

関東大学サッカーリーグ戦
第15節
早稲田大学×慶應義塾大学
9月25日(日)
平塚陸上競技場



 9月26日、平塚競技場にて関東大学リーグ第15節対慶應義塾大学戦が行われた。前節は首位を走る明治大を相手に1-0で完封勝利を収め、連勝で勢いに乗りつつあるア式蹴球部。3連勝がかかるこの試合の相手は、因縁のライバル慶應義塾大学だ。上位進出のため、何よりワセダのプライドを守り抜くためにも絶対に負けられない試合である。澄み渡る秋空のもと行われた今季3度目の伝統の一戦で、早稲田はリベンジを果たすことが出来たのか。  

   早大はMFの奥井諒(スポ3)が出場停止のため欠場。代わりに奥井の位置には寺島尚彦(文構4)が入った。試合は序盤、早大が攻勢をかける。2分には松井亮大(スポ3)のミドル、3分には高い位置でボールを拾った柿沼貴宏(教3)が積極的にシュートを放ち慶大ゴールに迫っていく。しかし、早大がリズムを掴みかける中、先制点したのは慶大だった。18分、ショートコーナーからの攻撃のクリアボールを拾われると、これを5番・笠松に押し込まれ0-1。すると、この得点を境に試合は一気に慶大のペースへと一転してしまう。その後も、ロングボールも上手く織り交ぜた相手の前に早大は27分、41分と大きなピンチを迎えるが、ともにゴールポストに救われ追加点は与えないまま前半を終了。中盤以降ちぐはぐな攻めが目立った早大は、1点ビハインドで試合を折り返す。

 後半に入ると、早大は51分、ゴール前に上がっていた小川諒(スポ4)には惜しくも合わなかったものの、野田明弘(スポ4)がクロスボールでチャンスを演出するなど、右サイドを中心に攻撃を組み立てていく。59分には渡部雄史(スポ3)を投入し攻撃の活性化を図るが、慶大の必死の守備と巧みな試合運びの前になかなかゴールを奪うことができない。すると逆に71分、左サイドからのクロスボールを中央の8番・加美に流し込まれ手痛い2点目を与えてしまう。更に、追い打ちをかけるように76分には2試合連続ゴール中だったFWの富山貴光(スポ2)がこの日二枚目の警告を受け退場。数的不利になった早大だったが、その後も81分に白井豪(スポ2)、82分には皆川翔太(スポ4)と攻撃的なカードを切り勝利への執念を見せるものの、ロスタイムには慶大に3点目のゴールを許し万事休す。またしても因縁の相手から勝利を挙げることは出来なかった。

 必勝を期して臨んだ今季最後の早慶戦だったが、終わってみれば0−3の完敗。相手に先制されてからは慶應がほぼゲームを支配し、早稲田は自分達の持ち味をほとんど発揮出来なかった。これで慶應からは約2年間白星なしとなり、リーグ戦の連勝も2でストップした。良い流れの中で迎えた試合での敗戦に、試合後の選手達は落胆の表情を隠せなかった。しかし、4位との勝ち点差はわずか6で、まだまだインカレ出場権を狙える位置にいる。次節までには幸い時間もあり(10月11日、対神奈川大、栃木グリーンスタジアム)、この試合で見えた課題を修正しつつ、気持ちを切り替えて次の試合に臨んでもらいたい。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT、PHOTO=岡崎聡)
 


 
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