投手陣と異なり神宮経験者の多い打撃陣であるが、その中で今季からの新戦力が早くも力を見せた。3回表、8番市丸大介(教4)の中安打、9番大野健の犠打で1死2塁。1番佐々木孝樹(スポ3)が出塁し1死1、3塁とするも盗塁に失敗し2死3塁。この大事な場面で、昨季はリーグ戦出場も叶わなかった2番佐野が先制適時打を放った。それに続くように4回表、1死1、3塁の場面でスターティングメンバー唯一の2年生である江塚が左越適時2塁打。江塚は7回にも得点の起点となる右前安打を放った。佐野、江塚らがこれからリーグ戦を戦っていく上で明るい材料だが、各大学の好投手の存在を考えれば本試合で1安打ずつのクリーンアップ陣の奮起が期待される。
昨秋、早稲田に屈辱の敗戦をもたらした鈴木翔太投手を中心として「守りの野球」で勝負してきた東大に、経験豊富な打撃陣を揃え「攻めの野球」で勝負した早稲田。新戦力の活躍が目立ったが、明日はクリーンアップ陣を含めた活躍に期待がかかる。
また、経験不足の投手陣も大野健投手がもたらした1勝に続く勝ち星をあげ、リーグ戦を通して成長していく姿が楽しみである。今日はあいにくの雨模様であったが、明日は紺碧の空の下、早大ナインは第二試合に登場する。
※本日の第二試合、慶大-立大1回戦は雨天のため中止。
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