8月14日(日) 対駒沢大学 早大グラウンド 8月14日(日)、夏季オープン戦初戦をむかえた。対戦相手は駒沢大学。先発の梶原慎平(人科4)が6回6安打3失点を喫したものの、打線が相手ミスからの好機もいかしながら5得点を挙げ、5-3で勝利した。
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この日3打数3安打の活躍をみせた高橋直樹(スポ3)。
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駒大
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早大
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×
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「走りこんできたんじゃないのか」―ベンチからそんな風に投手を鼓舞する声がとんだ。春のリーグ戦を通して自分たちの現状を見つめ、走り込みに力を入れてきた投手陣。その練習を知っている仲間からのエールだった。
この日は先発の梶原から7、8回は宋世羅(人科3)、9回には塚田晃平(社学4)が登板。梶原は初回に先制を許すと3回、6回と効率よく駒大に点を奪われ3失点。しかし、オープン戦初戦の先発のマウンドでも大きく崩れることのない落ち着いたピッチングを見せた。続く宋が2回3安打無失点で切り抜けると9回、塚田がこの回の先頭打者を死球で出塁させる場面も見られたが、打者4人で試合を締めた。
打線は、2回に相手の失策と中村奨吾(スポ1)の適時打で2点を奪うと、4回、5回と1点ずつを加え、6回にも崩れる相手投手陣から1点を奪って5得点を挙げた。この日、輝きを放ったのは高橋直樹(スポ3)。3打数3安打の活躍をみせた。一方で、練習からどんなに良いバッティングをしていても満足しないという土生翔平主将(スポ4)をはじめ、打席で首をかしげる選手たちの姿も印象的だった。「まだまだこんなものじゃない」とこれからの夏を駆け抜ける。
8月15日(月) 対Honda 早大グラウンド
8月15日(月)、前日と同じく夏の強い日差しが照りつけるなかで行われたオープン戦2戦目はHondaとの一戦。リードされては追いつくという粘りを見せた早稲田であったが、9回に追加点を許し4-5で惜敗した。
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8回に土生主将がヘッドスライディングで生還し再び同点に追いついた。
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計
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Honda
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早大
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4
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先発の大野健介(社学4)は、1回に相手3番の中越適時二塁打で先制点を奪われると3回にも同打者の本塁打で1点を加えられ序盤に2点のリードを許した。しかし、打線が4回、5回と1点ずつを返し同点に。2-2で迎えた6回には外野手失策からの惜しい失点もあり、再び2点のリードを許したものの、大野健からマウンドを引き継いだ高橋哉至(人科4)が7、8回を1安打無失点で切り抜けた間に7回には中村奨吾(スポ1)の適時打で1点、8回には土生翔平主将(スポ4)からの好打順でさらに1点を加えまたも同点に追いついた。9回裏、マウンドにあがった塚田晃平(社学4)はきっちりと抑え、裏の攻撃につなげたいところであったが二死二塁の場面で相手2番に右越適時二塁打を放たれ1失点。9回裏は三者凡退におわり4-5で敗北した。
試合には負けたものの点を取られては取り返す戦いぶりを見せた早稲田。チームの勝ちパターン確立に向け、一歩ずつ歩を進めていきたい。
8月16 日(火) 対東洋大学 東洋大グラウンド
8月16日(火)、オープン戦3戦目は、プロ注目の左腕・藤岡貴裕を擁する東洋大と対戦。初回に先制したものの、試合を終えてみれば打線は9回4安打と一人で投げ抜いた藤岡に沈黙させられたかたちとなり、1-2での敗戦となった。
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苦しい戦いながらも早大ベンチからの元気な声に観客からも笑みがこぼれた。
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計
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早大
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1
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東洋大
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0
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2
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初回、幸先よく佐々木幸樹(スポ3)と土生翔平(スポ4)から安打が出て先制点を奪った。しかし、この日の先発・横山貴明(スポ2)が制球の定まらない苦しい立ち上がりとなり1回裏に2失点を喫して逆転を許す。横山はそのまま2、3回と調子があがらなかったが、併殺や仲間の好守備で切り抜けると6回までを投げ抜き、2回以降は無失点。続く宋世羅(人科3)と江村知大(人科4)も東洋大打線を打ち取り、追加点を与えなかった。
投手陣が2回以降無失点に抑えただけに打撃陣の奮起が期待されたが、藤岡の9回12奪三振の好投に封じられ、わずか1点の差を埋めることはできなかった。
大学球界屈指の好投手を相手に早大打線がどのような戦いぶりを見せるかが注目された一戦。試合後、ベンチの前に集まり真剣な表情を見せた選手たちはこの日の結果をうけて自分たちの現時点での実力を改めて確認したようだ。
※次回は第2回20日(亜細亜大戦)、21日(JX-ENEOS戦)試合レポートをお送りします。
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