8月20日(土) 対亜細亜大学 早大グラウンド
甲子園では高校球児たちの夏の熱闘が幕を閉じ、秋の気配さえ感じさせる肌寒い一日となった8月20日(土)。早稲田大学野球部の夏はまだ終わらない。韓国遠征での高麗大学との対戦に勝利し、この日はホームグラウンドで亜細亜大学との一戦に臨んだ。3点のリードを与えてむかえた9回裏、2点を返す粘りの野球をみせた早稲田であったが、あと1歩が及ばず3-4で試合終了。2戦目のHonda戦、3戦目の東洋大戦と同じく1点差での悔しい敗戦となった。
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9回、2死満塁の場面で中前適時打を放った川西啓介(社学4)。
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計
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亜細亜大
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早大
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9回裏、3点を追う早稲田は二死満塁の土壇場で川西啓介(社学4)が中前適時打を放ち2点を返す。点差は1点に迫り、打席には土生翔平主将(スポ4)。今春の早慶2回戦を彷彿とさせた―。あの試合でも0-4から後半に3-4と1点差まで迫り9回裏二死一打同点の場面で土生主将に打順がまわった。ベンチと観客の期待を一身にうけたが、見逃し三振。あの瞬間、「なんで手をださなかったんだろう」とぼう然と立ちつくし、試合後の寮でのミーティングでは不調だった春のリーグ戦を振り返り、「頼りないキャプテンでごめん」と謝った。あれから折れた心を奮い立たせ、「頼れるバッターになりたい」と練習にのぞんできた。この日は亜細亜大先発の好投手、東浜巨から2安打を放つ活躍。9回、最後も仲間がつないだ好機をいかそうと思いきりバットを振ったが低く落ちたボールをとらえることができず、空振り三振。土生主将は悔しそうな表情をのぞかせ、チームは3-4で亜細亜大に敗れた。
ここまで1点差で敗れる試合が目立つ早稲田。点を取られては取り返す、土壇場で巻き返すといった粘りを見せているものの"勝ち"パターン確立まではもう一歩というところのようだ。
8月21日(日) 対JX-ENEOS JX-ENEOSグラウンド ※中止
小雨の降りしきる8月21日(日)、この日予定されていたJX-ENEOSとの試合は中止となった。
※次回は第3回24日(パナソニック戦)、25日(NTT西日本戦)、26日(日本生命戦)試合レポートをお送りします。
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