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5位入賞の矢澤。4度目の箱根路で彼の最高の笑顔を見たいファンも多いに違いない。
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矢澤曜(教4)と三田裕介(スポ4)は「自分に求められている期待値みたいなものにもまだ全然及んでいない(矢澤)」、「プラン通りの走りができなくてふがいない結果になってしまった(三田)」と、主力としての実力を持つだけに、今回のレースには納得のいかない様子。だが、「上級生として、ブロック長としてチームメイトの顔をしっかり見て声をかけたり練習を引っ張ったりしたい(三田)」、「(出雲、全日本を受けて)このままでは終われないと僕自身思っているし、チームみんなも思っているので、何ができるか考えながら4年として一番気持ちを膨らませていけたらなと思います(矢澤)」と実績実力十分な二人が最終章となる箱根駅伝に向けて闘志を静かに燃やし始めた。
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一般入試で競走部の門を叩いた大串。監督からの期待も大きいが、本人は「プレッシャーもあるけれどマイペースで行けたら」と語った。
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今回は最上級生にとって特別な思いを託したレースにもなった。大串顕史(スポ4)はそれまでの自己ベストを大幅に更新したものの、「4年生として63分台で走るのは当たり前。それができず、チームに貢献できなかったのが心残り」と厳しい評価を自身に下した。出雲、全日本とエントリーされながらも出走がかなわなかった大串。「調整不足で選考から落とされてしまい、その中でチームが負けているので歯がゆさがあった」とチームに対する思いはひとしお。「昨年の4年生のように箱根で監督を胴上げしたい」と語る大串に、渡辺駅伝監督からは「彼が入ってくれることによってチーム力が上がる」と期待も大きい。
「今年で陸上人生も最後」という安永陽(スポ4)は個人レース最後となる今大会で悔いを残したくなかったという。自身の目標タイムも最低限クリアできたと振り返る安永は箱根駅伝のラストチャンスに向けて「全力で狙っていきたい」と力強く語った。
一方で今大会が初ハーフマラソンとなった臼田稔宏(基理1)と田口大貴(スポ1)の両一年生は「64分台は狙っていたので力不足(臼田)」とタイムこそ振るわなかったものの、「10キロ以降は走ったことがなかったのでそれ以降に関して今後何をしなければいけないかが明確になった(田口)」と一年生ならではの収穫も多くあったようだ。戦力として期待されている二人なだけに箱根駅伝への意気込みは十分。「初めてなのでとにかくがむしゃらに行きたい」と言う臼田と「メンバーを狙うのももちろんだが、来年、再来年以降のことも考えながらしっかりとやっていきたい」と先を見据える田口に今後も注目である。
主力の故障などによりチーム層が薄く感じられる今年の早稲田。「主力は走って当然なので一般受験組や付属出身の選手に走ってもらわないとウチは層が厚くならない」と監督は分析する。「(東洋や駒澤と比べて)ウチは力的には三番手だがなんとか一つとって、一年間良かったなと思えるように挑戦者の気持ちで優勝を狙いに行きたい」という監督の下でこれから集中練習に入る選手たち。気候も厳しくなってくるが、1月3日の大手町でまた『都の西北』が大合唱されることを期待したい。
関連URL
早稲田大学競走部公式サイト
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