フィールド競技から期待の新星が誕生した。
インカレ1日目。走幅跳決勝に出場した仲野春花(スポ1)は、1回目で5m82の跳躍を見せると、続く2回目でさらに上回る5m87を記録。この記録で1年生ながら7位入賞を果たした。半年間のブランクがあり、ここまで跳べると思っていなかったと驚いた仲野だが、昨年のインターハイでも7位入賞した実績があり、強さは健在であることを証明した。
インカレ4日目は専門である走高跳決勝に出場。1m65まで1回目で跳躍を成功させ、余裕を見せた。緊張はしないという仲野は、入念に踏み切りのイメージを体に覚え込ませ、自分の跳躍に集中する。1m70を3回目でしっかりと決め、続く1m73も短時間でミスを修正し、3回目で確実に決めた。1m73を成功した時点で仲野のメダルは確定。続く1m76は昨年のインターハイでも対戦した、寺谷論美(筑波大1)、松井紗季(筑波大1)との1年生対決となった。
仲野は惜しくも成功させることができなかったが、堂々の3位で表彰台に登った。インタビューでは、「初のインカレで高跳びで3位に入って素直に嬉しかった」と爽やかにはにかみ、初々しさも見られたが、「高校時代の自分に負けたくない」と熱いまなざしも見せた。
仲野は、インターハイ33年連続40回出場の名門、福岡・中村学園出身。昨年のインターハイで仲野は、走幅跳では5m79で7位、走高跳ではベストの1m78で優勝している。
一年生ながら堂々のインカレデビューを飾った仲野。今後も跳躍の新星に大注目である。
仲野春花(スポ1)
▽走高跳
1m73(3位)
▽走幅跳
5m87(7位)
※選手によるコメントは下記URLよりご覧いただけます。
☆選手コメント 仲野
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