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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2002/10/14更新  第17回

「早大ア式蹴球部VS.日大サッカー部@千葉県総合運動場東総運動場」


千葉東総運動場

 みなさんおはようございます。今回のスポーツ探訪は、早大VS日大のサッカー観戦に行きます。ただ今の時刻8時50分@高田馬場。入学して以来、1限のある日でさえ9時以前にこの駅に降り立ったためしはありません。やはり、人間好きなものの為には早起きできるものですね。

 さて、そこから車で高速道路を時速130kmで爆走すること2時間半、今日の試合会場である千葉県総合運動場東総運動場にようやく到着。往路だけで疲労。遠すぎ。ア式のレギュラー陣が、前日に現地入りしていたことにも頷けます。しかし伸びているわけにはいきません。私は、ただ試合を観戦しにきただけではないのです。早稲田祭の告知ポスターとビラ10000枚に使用する写真を撮りに来たのです!早速、プレス受付でIDカードとゴール裏に入れる(つまり選手と同じ目線!!)カメラマン用のベストをもらい、グランドに入場。グランドにはきもちのよい風が吹き、濃い芝生の状態は良好。サッカー選手って、こんな気持ちの良い場所でプレーできて羨ましいなと思いました。さて、ゴール裏に居場所を確保し、選手の入場を待つこと10分ほど、やっと早稲田のスクールカラー、えんじに身を包んだ選手達が入場。最近はずっと白いユニフォームばかりだったので、えんじに飢えていた私はとても嬉しい。白い戦闘服で3連敗してしまったから、ここで早稲田カラーで悲願の1勝への願掛け。そんなことも期待しつつ、12:30、ついにキックオフ。

 グランドを縦横無尽に駆け回る選手の動きを読み、選手の鼓動に合わせシャッターを確実に切ってゆく・・・、そんなこと出来たらかっこいいですよねー。実際は選手の鼓動に合わせるどころではありません。ファインダーの中のボールを持った選手にピントを合わせシャッターを切ろうとした瞬間!パスを廻してしまったり、日大の選手に奪われたり。おのれ、日大め。スポーツ写真は何度も撮ってきましたが、サッカーはとにかくスピードが早いため、難易度no.3に入るとのこと。ほんとに難しい。しかし、こちらもポスター入稿まで〆切間近、この90分の間に使い物になる、見栄えの良い写真を撮らなければなりません。私は、選手の声を体に響かせながらシャッターを切り続けました。

 試合の結果は4-1で早大の惨敗。早大は、後半の途中までは良かったものの、結局は順位通りの結果になってしまいました。私は常にファインダーを覗いていたので、ファインダー越しのアップにされた選手の表情が次第に険しく変わっていくのを見るのは、正直とても辛かった。ゴール裏という選手と同じ目線の位置に立つと、試合の流れによって変わるチームの雰囲気や勢いのようなものが、体にびしばし伝わってきます。

 ゲームはあと3回あります。次こそ浮上のキッカケの1勝を。応援しています、頑張れ、早大ア式蹴球部!

 

 

(TEXT=近藤優美子・PHOTO=鈴木英介)
 


 
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