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2002/10/30掲載 第6回

ア式蹴球部主将 佐藤勇吾

 一部復帰をかけて臨んだ、4年秋、最後のリーグ戦。しかし、初戦を0-1で落とすと2戦目も敗れ、追い詰められて迎えた3戦目、中央大に0-5と大敗し、一部復帰への道は絶たれた。

佐藤勇吾主将 

――3連敗で、一部復帰がなくなった瞬間は?
やばいなぁ、あーどうしようって。3連敗で・・・、落ち込んでもしょうがないって気持ちはあったんですけど、結構こたえましたね。

――ずっと、一部復帰と言い続けて、それがなくなって喪失感は?
それはありますけど、何やってきたんだろうって気持ちはありますけど、今はそんな感傷にひたってる場合じゃなくなってるんで。どうやって勝ち点を挙げるか、そこしか考えてないです。

 後期初戦の明治戦、敗れはしたが内容は悪くはなかった。押され気味な感はあったが、失点もコーナーキックによる1点のみだった。

リーグの流れをつかめなかった

――初戦も決して悪くなかったと思いますが、勝てないのは?
サッカーのやってることが間違ってるわけじゃなくて、流れが、特に明治戦のときでも、やられちゃいけないところでやられて、ちょうど向こうのプラスとこっちのマイナスが合っちゃって、そこで自分たちのリーグの流れをつかめなくて、ずるずるきちゃった。2戦目3戦目もそういう流れがそのまま来ちゃったかなっていう感じです。

――試合中のプレーでは、どういうところがいけないと思いますか?
ちょっとずつ、みんな自信がないなかでプレーしてて、疑心暗鬼になってて、そういうのがちょっとずつ攻撃でも第一歩が遅れたり、気持ちが守りに入っちゃってて、積極性とかも結構欠けていたかもしれないです。

試合の模様 

 ――自身のプレーについては?
ひどいです。前の方に絡めなかったんで。1点取ればもっと流れも変わったと思うし、流れを変えられるところで点を取れなかったのが・・・。

――夏に、運動量を上げたいと言っていましたが?
ディフェンスした後の攻撃の時にサポートが遅れることが何度かあるんで、それは、ちょっと足りないなぁと。今更なんですが。

結果が一個出れば流れは変わる

――悪い流れを断ち切るには、勝つしかないでしょうか?
結果が一個出れば、流れは変わってくると思うんで、前半を0に抑えるとか形になる結果を。一回なんでも良いんで。

 一部復帰をかけて臨んだ後期リーグだったが、早々にしてその望みは消え、気づけば都リーグ落ちの危機が迫っている。最大の正念場を迎えた佐藤。二部残留へ、やるしかない。

(TEXT=中村将之・PHOTO=鈴木英介)

 

 


 
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