WasedaWillWin.com
 


  Realvoice年間プロジェクト 

2005/6/13掲載 

ア式蹴球部 兵藤慎剛 第2回

 6月10日からオランダでワールドユースが開幕した。ワールドユースにむけた兵藤慎剛(スポ2)の胸中はどのようなものだったのだろうか。彼には今回、ワールドユースへ向けての抱負を語ってもらった。(ワールドユース開幕前に取材しました)

―代表での現段階のチームのモチベーションは? 
 もうちょっと声出さないといけないころはありますけど、雰囲気はいいです。やっぱりJリーグ組も含めて自分の年代のメインの大会だと思ってますから。そのために今まで練習をやってきて、照準を合わせてきたので、モチベーションも高いし、いい競争ができてると思います。だからこそ、自分も負けないようにしないとですけど。


練習中のストレッチは欠かせない。
 

――アジアユースから戦術など変わったことはありますか?
 いや、戦術はあれから変えてないですけど、ボールを取りに行く姿勢とかこの一年で理解が高まっているし、Jとかで出ている選手もいて、そういう部分での伸びとかはアジアユースと比べたらチーム全体の力も上がっていると思います。だけど、最終調整でどれだけチームになれるかがいい結果を残す最大の鍵ですね。

――今までいろいろなシステムを経験してますが、どんなシステムのどのポジションが好きですか?
 やっぱり3−5−2のトップ下ですね。好きな選手もそこをやってるんで。つなぐというかやってて楽しいサッカーが好きです。魅せるじゃないですけど、華麗な方が。ボールをはたいたり、ドリブルも入れたり、チャンスと思ったら突破したりするのが。

――以前に判断力が足りないといっていましたが?
 そうですね。シュートの意識をもっと高くしようと思いますけど。トップ下だとシュートも打たないと怖くないんで。パスやドリブルだけじゃなくて、点も取れるってところを見せたいです。

 

大学選抜の試合で。左はチームメイトの矢島選手。

――先ほど出た好きな選手とは?
 アイマールとリケルメですね。アイマールは体が小さくて、囲まれる中盤のポジションのなかでボールを簡単にはたいてゴール前になったら、パッって相手の裏をついていますし。

――大熊監督はどんな監督ですか?
 結果も求めますけど、それ以上に個人の伸びを大切にしてます。ここでサッカーは終わりじゃないってことをわかってるんで。

――監督の試合中の指示すごいですね?
 なれました(笑)。熱い監督なんで。逆に言わせないぐらいに自分たちが声を出せばいいと思いますけど。

――試合中に選手同士で言い合ったりは?
 言いますけど、まだ少ないですね。言い合うことは自分にもプラスになると思うし。外から見てるほうがやっぱり見えてるんで、あの時どこに出したほうがいいとか言ってもらったほうが助かりますね。自分でも「あんときフリーだったよ」とかはいいますよ(笑)。でも、選択はその人がやることだと思っているんで、他に選択肢があったということを伝えるだけです。


1/2


(TEXT=村山裕太、PHOTO=平野峻)

 

 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる