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2005/11/8掲載 

ア式蹴球部 兵藤慎剛 第4回(第2部)

 第4回第2部の今回は兵藤選手が大学生としてどのような生活を送っているのかを中心に大詰めとなった後期リーグについても話してもらいました。

―ところで夏休みはどのように過ごしていました? 
 午前中はずっと練習でした。午後は暇だから先輩とグランドにボールを蹴りに来たり。ずっと調子よくないので、まずは練習しないとうまくならないだろうって思っていて。松橋(優)さんは結構練習に付き合ってくれましたね。あと、外に出かけるときもありますけど、(鈴木)修人と飯食いに行ったりぐらいですよ。寮で暇な時間はゲームやっています(笑)。いまは桃鉄とかですね。でも、ゲームでも負けず嫌いなんですよ(笑)。だから、ウイイレはあんまやらなくなりましたね。いらいらしちゃうんで。自分がサッカーやってるから、何でそこ出すんだよとかつっこんじゃうんです(笑)。


鈴木修人(スポ2・右)とは普段から仲が良い。
 

――いまハマっていることは?
 買い物はほんと好きっすよ。あとは音楽聴くことと映画ですね。ケツメとか好きだし、KEN-Uの「DOKO」って曲にはだいぶはまりましたね。着うたなんかもとっちゃったりして、修人とかにも教えたら好きになりました。
 映画は感動系が好きなんで、はやく「マラソン」が見たいですね。「四日間の奇蹟」も小説読んだので、はやくDVDでないかなって楽しみにしています。韓国映画系も純愛系っていうか、「猟奇的な彼女と」、「ラブストーリー」、「僕の彼女を紹介します」なんかの有名どこはしっかり見てます。あとおすすめは「タイタンズを忘れない」、「ラジオ」なんかですね。飛行機に乗っているときとか暇だからずっと映画見てるんです(笑)。もし1日暇だったら、24を最後までみたいですね。


――ほかに息抜きとかはしますか?
 この前、半年振りくらいに長崎の友達と何人かでカラオケ行きました。その中で一番年下だったので最初に歌えって(笑)。まずはノリのいい曲で「ココロオドル」を歌いました。ああいう曲はテンポが速いけど歌ってて楽しいですね。あと、ケツメは「涙」と「ドライブ」なんかが好きです。あとはEXILEとかみんながいいって曲とか歌います。

――ところで後期リーグも終盤になりましたが?
 強いチームになってきているとは思います。やっぱり簡単に負けないし、いくら調子悪い試合でも要所で抑えて勝っていける。セットプレーでも、修人が調子いいので攻撃の形も増えました。修人とボランチを組むときも相手の特徴を分かってるというところでやりやすいですね。あとチーム全体を見ても、誰を試合に出しても結果を出すので層も厚くなってきてるんじゃないですか。でも、まずは先制点が取れるということがうちのチームに一番必要なことだと思います。

 

試合よりも練習が大事。

――世界の経験を通して個人的には?
 ワールドユースですごい気持ち的に落ちてしまったので。でも徐々にプレーのイメージとかも戻ってきて、トレーニングも順調にできている感じです。全然駄目だったなって言う印象と見返してやるって言うのもあるし。収穫は自分が下手だって言うのが分かったことです。これからはサッカーうまくなるように練習することだけですね。試合よりも、練習が大事だということを改めて認識したので。練習の中でできないことは試合ではできない。そういうところは練習しながら感覚取り戻していって、試合ではもっと判断を高くして自分の位置というものを上げていきたいですね。

 どこにでもいる普通の大学生。対峙した彼の表情からはそのようなものが読み取れた。しかし、サッカーに対する意識の高さだけは誰にも負けてはいない。その勝ち気な態度で徳永に続く世界基準というものを自分の手で掴んでいって欲しい。


(TEXT=村山裕太、PHOTO=横山真弓)

 

 


 
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