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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育局各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2006/1/15更新  第48回

みんな大好き「箱根駅伝」

 
 
 

 

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。さて、皆さんはお正月といえば何を思い浮かべますか?おせちを食べて、かるた取り?お年玉もらって大喜び!人ごみ掻き分け初詣。世の乙女は初売りバーゲンセールと答えるかもしれません。それぞれが正月の風物詩であり、楽しみでもあります。しかし近年、箱根駅伝の人気がとどまることを知りません。正月といえば「箱根駅伝」、そう答える真の乙女(!?)も案外多いのではないでしょうか。少なくともここに一人、私はそう答えます。

 駅伝の魅力は何でしょうか。道具ひとつ使わず、ただ走り、たすきを繋げるといういたってシンプルな競技であるだけに、なにより人間味が溢れている点ではないかと私は考えます。箱根駅伝に関して言えば、学生ならではの一生懸命さ、がむしゃらさがプラスされるのでますます人を惹きつけます。選手は口々にこう言います。「たすきを背負うとなぜだか力が湧いてくる。たすきにはみんなの思いが詰まっているので、みんなで走っているような気持ちになる。みんなのためだから頑張れる。」どんなことがあってもたすきを繋ぐ一心で走っている選手たちの姿は素直に感動を呼ぶのでしょう。沿道では選手が近づいてくると、皆が必死に旗を振り声援を送ります。腰の曲がったおじいちゃんも車椅子のおばあちゃんも、心配になるぐらい勢いよく旗を振ります。きっと毎年沿道で応援するのが楽しみなのでしょう。その姿は本当に楽しそうです。まぁ、カメラを構える私としてはその旗がじゃまでじゃまでならないのですが(笑)、多くのファンに支えられる箱根駅伝を実感する嬉しい瞬間でもあります。

 我々のように追っかけをする人も増えているのではないでしょうか。大手町からスタートする選手を見送ると、追っかけ隊はすぐさま東京駅を目指します。8時13分東京発の東海道線熱海行きは「箱根駅伝御一行様」の貸切列車のようなものです。学生新聞を熱心に読みこむ人、ラジオに耳を傾け真剣な面持ちの人、携帯サイトの速報に一喜一憂する人など、車内はまさに箱根駅伝一色です。あいにく乗り合わせてしまった他の乗客にとっては迷惑極まりない状況です。

 今年の箱根駅伝は至上まれに見ない大接戦でした。最後まで優勝争い、3位争い、熾烈を極めるシード争いなど、テレビカメラでは追いきれないほど白熱した展開でした。来年はどんな戦いが繰り広げられるのか、今から楽しみでなりません。ちなみに今回私は4区と8区の観戦を諦めましたが、全区間制覇というのはもはや夢ではないようです。現に今年、ウィルウィンOBの方々がめでたく制覇されました。体力に自信のある方、箱根駅伝に対するエネルギーに満ち溢れている方はぜひ挑戦してみてくださいね。

 

関連サイト
競走部公式サイト



 

(TEXT、PHOTO=横山真弓)
 


 
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