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逆転の3ランを打って喜ぶ鈴木。 4打数3安打3打点と猛打賞の活躍。
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夏真っ盛りの8月1日、最高気温34度の暑さにもかかわらず神宮球場には8000人の観客が集まった。皆のお目当ては世界大学野球選手権大会。この日はキューバとの一戦である。ここまで日本は韓国に4−0、中国に15−0で勝利しており、このキューバ戦に勝利して予選B組1位通過を目指したいところだ。対するキューバも韓国に18−0でコールド勝ちしている強豪であり、厳しい戦いが予想される。
日本の先発は藤岡貴裕(東洋大)。開始早々に2発の本塁打を浴び、3点を先制されてしまう。キューバ勢の迫力に圧倒された観客席からは不謹慎にも「もしやこのままコールド負けか」という声が早くも漏れ始める。しかし、そんな不安を吹き飛ばすかのように、日本も2回に9番阿部俊人(東北福祉大)の適時打と、1番鈴木大地(東洋大)の3ランで3−4と逆転し、試合を盛り上げる。
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