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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2012/5/2更新  第82回

バスケ観戦 〜2度目の春 はじめての早稲田の勝利〜


 4月29日。気温は26度まで上がり、空は雲ひとつない快晴。その暑さはまるで夏を思わせるような天気であったその日、トヨタ府中スポーツセンターにて関東10大学による「京王電鉄杯」(4月28日〜30日)が行われた。西国立駅から歩いて向かった私たちは暑い中、少々道に迷いながらもなんとか会場にたどり着いた。
やっとの思いで会場に入ると、そこではすでに大学生の熱い戦いが始まっていた。


 数あるスポーツの中でも、私は昔からバスケットボールが1番好きである。 バスケットボールというスポーツは、ひとたび試合がはじまるとどんどん点が入っていき、攻守がめまぐるしく変わっていく。休む間もなくすすんでいくゲームからは目が離せず、見るものを惹きつけるその魅力ははかり知れない…。
にも関わらず、私がバスケ部の試合を実際に見に行ったのは、去年入学して以来、一度しかなかった。その一度である、秋の関東大学リーグ戦。私の見に行った試合では惜しくも早稲田は負けてしまった。それ以後、私は早稲田バスケ部の試合をみる機会を逃し続けていたが、ついに今回2度目の機会を得た。

話は少々ずれてしまうが、早稲田大学はどのスポーツも大学トップレベルであり強い。しかし私はこれまで、チームスポーツで早稲田が勝利するところを実際に生で見たことがなかった。というのも、入学してからこれまでさまざまな早稲田スポーツを見に行ったが、私が足を運んだ試合というのは残念なことにすべて早稲田の敗北に終わってしまっていたからだ。
しかし今回、この2度目のバスケ観戦で私ははじめてじかに早稲田の勝利を見ることとなるのである。


 今回私が見に行った京王電鉄杯2日目。その日の早稲田の試合はふたつで、1つめが対拓殖大学戦、2つめが対東京大学戦であった。

まず拓殖大戦。

私たちが会場に着いたときにはすでに始まっていたその試合、早稲田は拓大に押されぎみで1クォーターからかなりの点差をつけられた。早稲田はその差を詰めようとするも最後まで逆転することができず、結果59-79(8-30、12-15、20-20、19-14)で残念ながら敗れてしまった。

続く東大戦。

試合は早稲田が終始東大をリードし、結果88-43(22-7、26-10、19-11、21-15)とダブルスコアをつけ圧勝した。

オフェンスディフェンスともに着実にこなし、敵のボールを奪うスティールも多くみられ、すばやい動きで東大を圧倒。実力の差を見せつけた試合であった。
拓殖大戦ではうまく波にのれていないように見えた早稲田であったが、その日最後の試合を勝利で終えた。

 

 拓大戦こそ負けてしまったものの、今回個人的にははじめて早稲田の勝利を実際に目にすることができ、晴れ晴れとした気持ちで試合会場を後にすることができた。
そしてわたしはこの日、これまで以上に早稲田バスケットボール部を応援すること、できるかぎり実際に会場へ足を運ぶことを決意したのである。

 バスケ部はこれから5月に関東大学トーナメント戦、6月にはバスケ早慶戦を控えている。みなさんもぜひ早稲田の選手たちの熱いプレーを見に行ってはいかがだろうか。

 


(TEXT=関谷公子、PHOTO=猪野史夏)
 


 
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