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2011/4/24[硬式野球部]

‘広陵’対決は明治に軍配
 明大1回戦  


 

 初夏の陽気の中、白熱した投手戦が展開された

 初夏のような紺碧の空のもと行われた早明1回戦。
注目は早稲田の新人・有原航平(スポ1)と明治のエース・野村の投げあい。それに早稲田の主将・土生翔平(スポ4)と明治の2番・上本が加わった4人の投打による広陵対決だ。

 序盤、早稲田は一回を有原が完璧に抑えると、その裏佐々木孝樹(スポ3)が内野安打で出塁。続く佐野直音 (スポ4)はセカンドフライに倒れるも3番地引雄貴(スポ3)が右中間を深々と破る2塁打を放ち、今年の六大学最高の右腕との呼び声の高い野村から先制する。   2,3回は両投手ともヒットを許さない好投を見せ、試合が動いたのは投手戦の様相を見せてきた4回だった。この回の先頭打者・島内に打たれた初ヒットはあわやHRのスリーベースヒット。有原は続く4番竹田に進塁打を打たれ1点を献上してしまう。しかし、期待のルーキーはここで崩れなかった。これ以上の得点を明治打線に与えず、この回を終える。

 

 同点のまま終盤まで行くかと思われた6回、有原が死球、四球、送りバントと自ら1アウト2,3塁のピンチを招き、5番阿部にはセンター前に運ばれ万事休す。結局5回1/3を3失点でマウンドを降りた。
 後を引き継いだ大野健介(社4)は苦しみながらも粘りのピッチングで打線の援護を待つ。 しり上がりに調子を上げる野村に攻めあぐねていた打線も7回に江塚諭(スポ2)がヒットで出塁すると、渡邊侑也(スポ4)が一塁線を破る2塁打。これに江塚に代わって入った代走の川崎巌(商4)が好走塁で応え一点差に迫り、流れが早稲田に来たかに見えた。続く8回、大野が三者凡退に抑えて役目を終え、応援席が「紺碧の空」で盛りたてる中、早稲田打線の奮起が期待される。 だが、結果は三者凡退。これが今日の勝負を決めたといってよいだろう。9回に高梨雄平(スポ1)がダメ押しのHRを献上して終わってみれば2-4での敗戦だった。

 

 今日の勝敗を分けたのは投手力とランナーではないだろうか。4個の盗塁を決めた明治に対して、早稲田は0個。それどころか盗塁をしかけた際にポップフライを上げてしまうシーンが2度もあった。広陵投手対決では野村が6安打無四球2失点で完投と貫録の投球を見せた一方で、敗れた有原も5回1/3を4四死球3失点したもののヒットは3本のみである。場数を踏んで四球を減らしていけば早稲田のエースになってくれそうだ。

明日は10時から熱戦が繰り広げられる。ぜひ応援部が推奨するえんじ色の服を着て球場に行こう!

 

 

 ※本日の第一試合法大-慶大1回戦レポートはこちら。

(TEXT=鈴木崇広)
 


 
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