WasedaWillWin.com
 

カバディ修行日記inインド
第7回『スパイスづくし』


ある日の昼食
 人間の細胞は、日々生まれ変わっています。調べてみると、1カ月で脳細胞の40%、筋肉の60%(入れ替わりの早い部分のうち)。そして皮膚細胞に至っては、1カ月で全てが生まれ変わっているとか。インドに来て1カ月を過ぎた今、少なくとも、私はインド製の皮膚をまとっている、ということですね!笑

 という訳で、今日は、私の体をつくっている、日々の食事について紹介したいと思います!!

 ヨガから帰ってくる朝8時頃、同居しているオプさんは、朝食を作ってくれています。この日の朝食は「ドーサ」。主に南インドでよく食べられる朝ご飯です。お米と豆が原料の粉を、水に溶いて焼きます。薄い部分はカリッ、少し厚い部分はもっちり。このドーサに、辛いペースト(ベースはココナッツやオニオン)をつけて食べますが、ジャム等をつけるのもまた美味なんです♪(主に小さい子がそういう風にして食べるようですが…笑)お腹の調子が良くないうちは、朝食にトーストを焼いてもらっていました。しかし最近では、食事に体が慣れてきたので、朝昼晩スパイスづくしです。

手でカレーを食べています
 お次は昼食の紹介。最初に生活全般の手配をしてくださったプラサードさんのお宅に、日中はおり、昼と晩は、そちらでいただきます。昼食は主に、ライスと、それにカレーが数種類。この日の献立は、魚・豆×ココナッツ・チキンのカレー、そして、チャールーと呼ばれるスープのようなもの。これらを手でご飯とまぜて食べます。インドでは、左手は不浄の手とされていることから、使うのは右手だけ(たまに補助的に左手を使うこともありますが)。そして最後に、カードと呼ばれるヨーグルトと少量の塩をご飯に混ぜ、それにカレーを加えて食べます。こうすると、口の中の辛さが収まるのだそうです*

 昼食後はひと休みして、夕方から練習へ。そして練習後、夜8時頃に夕食です。夜は「チャパティ」をよく食べます。小麦粉等から作った生地を円く延ばして焼いたものです。油を使ったものを「チャパティ」、使わないものを「プルカ」と呼んでいます。カレーは、その日のお昼に出たものだったり、また新たに作っていてくれたり。

 朝昼晩の三食以外にも、皆さん、スナックなど間食をよく食べます。インド人って本当に食べるのが好きみたいです。以前オプさんに「空腹の状態や、誰かを空腹にさせることは、とても悪いことだと考えられているの。だからインド人はたくさん食べるのよ」と言われました。オプさん個人の価値観も入っているのかもしれませんが、食べることに関してここまで強い思いがあるのが、なんだか新鮮でした。

 したがってこちらでは、次から次へとおかわりをくれるので、食事の量のコントロールがとても難しいです。カバディ選手にとっては、重量もひとつの武器になりますが、私の場合、既に割と重さがある上笑、膝に古傷があるので、増加させたくないというのが正直なところです。ただ、インドに来たからには、やっぱり十分にインド料理を堪能して帰りたいという気持ちもあります。何より、私のために用意していただいている料理。加減のお願いの塩梅が難しいですが、今後も上手にインド料理を楽しみたいです*

 

 

(TEXT=太田陽子)
 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる